アルファ・ロメオ・ミュージアムが再開

公開 : 2015.07.07 22:30  更新 : 2017.06.01 02:09

2009年のアレーゼ工場が廃棄されたのと同時に閉館されていたアルファ・ロメオ・ミュージアムが再開された。La macchina del tempo – Museo storico Alfa Romeo (タイムマシン – アルファ・ロメオ歴史博物館) とネーミングされたミュージアムは、アルファ・ロメオの105年間の歴史を収録したものだ。

建築家、ベネディット・カメナラが2013年の後半に新しい博物館の設計を依頼されたもので、このほど、それが完成したことになる。

フロアは3階。それぞれにテーマがある。タイムラインはアルファの年代を代表するロードモデルの展示。ビューティは、コーチビルダー、デザイン・スタジオによる車輌と、そしてコンセプト・モデルの展示。そして、スピードは歴代のレーシング・モデルを展示したフロアだ。

69台のクルマが、タイムライン、ビューティ、スピードの3フロアにわたって展示される。
1911年の15HPの後を次ぐ2.4ℓユニットを積んだ24HP。


RLは第一次世界大戦後最初のモデル。このスーパースポーツは1925年製。
1910年のA.L.F.A 24HP。4ℓエンジンを搭載し100km/hの最高速を誇った。


1935年の6C2300B。最も有名なグランド・ツアラーの1台。
第二次世界大戦後、最初のモデルとなった6C2500フレッシア・ドロ。


オリジナルのジュリエッタ。最もアイコニックな1台。
2600は1960年代のフラッグシップ・モデルだ。


1962年に登場したジュリア。軽量でパワフルで、この時代の最もハンサムなクルマだ。
タイムライン・セクションには有名なロード・モデルが展示される。


1970年代のスター達。モントリオール、アルファスッド、そしてアルフェッタ。
FWDモデルで、商業的にも最も成功したアルファスッド。


75、164、156、そして8C。
1900 C52ディスコボランテ。アルファの中でも有名な1台。


1914年のA.L.F.A. 40/60HP エアロダイナミカ・プロトタイプ。実験モデルだ。
アルファ・カラボ。1968年のパリ・モーターショーに登場したベルトーネの手によるプロトタイプ。


1969年のラグナ。ジウジアーロのデザイン。
フェラーリにインスパイアされた1969年の33/2クーペ・スペチアーレ。ピニンファリーナ・デザイン。


1996年のヌヴォラ・コンセプト。デザインはワルター・ダ・シルヴァ。
コーチビルダーの手によるアルファ達。ビューティ・セクションに展示される。


8Cをベースにツーリングが架装した8C2900Bルンゴ。
スピード・セクションには158、159を始め歴代F1マシンも展示。


ニーノ・ファリーナが1950年に初めてF1での勝利をもたらし、1951年にファン・マニュエル・ファンジオが年間チャンピオンをもたらした。
ティーポ33ストラダーレ・プロトタイプ。1967年製。


アルファは異なるジャンルで5回のワールド・チャンピオンを獲得している。
ル・マンでは4回、そしてミッレ・ミリアでは11回、タルガ・フローリオでは10回チャンピオンを獲得。


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