8世代目フォルクスワーゲン・ゴルフは来年末に公開

公開 : 2015.10.30 22:50  更新 : 2017.06.01 01:42

次世代、つまり第8世代となるフォルクスワーゲン・ゴルフは、来年の後半に公開されるスケジュールで進められている。この新しいゴルフは、フォルクスワーゲンの電化戦略を初めて具現化したもので、非常に優れた燃費を持つハイブリッド・パワートレインが採用される予定だ。

特に米国史上では、エミッション・スキャンダルによってクリーン・ディーゼルが半ば立ち往生してしまった感のあるフォルクスワーゲンにとって、新しい48Vシステムを持ったガソリン・ハイブリッド・システムが重要なポジションになる。

第8世代のゴルフは、姉妹モデルであるセアト・レオン、そしてスコダ・オクタビアのフェイスリフトとほぼ同時期に発表が行われると思われる。フォルクスワーゲンは、エミッション・スキャンダルが発覚する前から、MQBアーキテクチャーの最初のオーバーホールに着手してきた。その狙いは、このアーキテクチャーを広く普及することで、コストを下げるということにある。

現実的な値として60mpg(21.2km/ℓ)という燃費を確保するために、そのエンジンのベースは1.0ℓ3気筒ガソリンに電気式のスーパーチャージャーと、スターター・モーターとジェネレーターを複合したものが追加されたものとなる。また、コストの安い鉛酸蓄電池は、ブレーキ時に発生する回生エネルギーを利用するために使われる。

フルサイズのモーターを必要とした従来のハイブリット・トランスミッションと異なり、48Vシステムは大型のスターター/ジェネレーターでエンジンをアシストする方式をとる。余分なパワーやトルクが必要な場合、エンジン・クランク・プーリーから接続されたベルトを通してパワーを補助するというもの。

更に、クルマがスローダウンしている時にはスターター・モーター/ジェネレーターがエンジン・クランク・プーリーにエネルギーを蓄える。このエネルギーは、エンジンのパワー補助のためにつかわれるのではなく、電動式のスーパーチャージャーを動かすために使われることになる。電気的なスーパーチャージャーを採用したのは、エンジンの回転数に依存する排気ガスを利用したターボチャージャーよりも、低回転から効果的なパワーアップが可能というのがその理由。

48Vシステムを持つ1.0ℓ3気筒エンジンは、かなりきびきびとした走りが可能でありながら、非常に高い燃費を確保しているのだという。

また、フルサイズのモーターも必要なく、高価なリチウム・イオン・バッテリーも仕様しないため、48Vハイブリッド・システムは、原価に於いてもディーゼル・エンジンと充分に対抗できるものになるという利点を持つ。特に、ゴルフのディーゼル・モデルは、今後高価な尿素システムを採用するとアナウンスされているから、その価格差は極めて少ないものとなるだろう。

現在、フォルクスワーゲンは、48Vシステムの最終的なテクニカル・チェックをデュッセルドルフで行っているところだ。

 

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