次期BMW X3のインテリアが明らかに

公開 : 2016.05.05 22:40  更新 : 2017.06.01 01:31

第3世代のBMW X3のテスト車両が再び姿を現し、インテリアの様子が明らかになった。コードネームG01というネーミングの次期BMW X3は2017年のデビューに向けてテストが行われているところだ。

今回のスパイピクチャーは、インフォテインメント・スクリーンの拡大を確認できる。ダッシュボートの最上段に据えられた当機能には、最新型のiDriveシステムを搭載するものを思われる。

前回のショットから、新型は現行モデルのスタイリングを維持しながらも、Mパフォーマンス・パッケージには、大径ホイールとルーフスポイラー、4本出しのテールパイプを採用することが分かった。

また、長いリア・ドアとグラスハウス、リア・クウォーター・ウインドウを確認できた。これは、新しいX3が、現行の2810mmよりも大きいホイールベースを持つことの証だ。

BMWによるとは、まだX3 Mの追加は決定していない。もし設定されるならば、最新のM3が搭載する3.0ℓ直列6気筒を搭載する可能性があり、最高出力は430ps程度になるのではないだろうか。ポルシェ・マカン・ターボやメルセデス-AMG GLC63のダイレクトなライバルという立ち位置なのは言うまでもない。

リア・ウインドウが現行モデルよりも傾斜が緩やかなのも特徴だ。これは、ライバルのQ5と同等以上のブート・スペースを確保したいという意志の表れかもしれない

プラットフォームはスチール製だが、フロントがダブル・ウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスは大幅に変更される。ハードウェア自体は、現行モデルの発展型と呼んでもよいものではあるが、BMWは、安全性とコネクティビティに関して大きな発展を遂げているという。またこのプラットフォームは2019年に登場が予定されている第2世代のX4にも使用される。

エンジン・ラインナップは、4気筒および6気筒のダイレクト・インジェクション・ガソリンおよびコモンレール・ディーゼルが用意される。ギアボックスは6速マニュアルが4気筒のために用意されるが、燃料節約に大きく寄与するZF製の9速オートマティックが主流となる。また、幾つかの4気筒モデルには後輪駆動、BMWの言うところのsDriveが用意されるが、多くのモデルは4WD、つまりxDriveがメインとなる。

関係筋は、まだプロトタイプの段階だが、sDrive 18dの6速マニュアルは20.0km/ℓの燃費をマークしているとAUTOCARにコメントしてくれた。また、Mパフォーマンス部門の関係者によれば、新しいX3のラインナップの中のハイライトは、X3 xDrive M40i Mパフォーマンス・モデルだという。これは、7シリーズでメインとなる3.0ℓ6気筒ガソリン・ユニットを搭載したモデルだという。

さて、ハイパフォーマンス・モデルとは別に、もうひとつのハイライトは、X3 xDrive 35eというプラグイン・ハイブリッド・モデルだ。これは330eと同じパワー・トレインを積むもので、184psを発揮する2.0ℓターボ・ガソリン・ユニットと98psのモーターを組み合わせになる。ギアボックスは8速のオートマティックと組み合わせられる。合計のパワー、トルクは252ps、40.8kg-mだ。

新しいX3は、アメリカ・サウスカロライナにあるスパルタンバーグ工場で、X4、X5、そして来るべきX7などと一緒に生産が行われる予定だ。


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