スコダ・コディアックのイメージ・スケッチ2点を公開

公開 : 2016.06.16 03:50  更新 : 2017.06.01 01:30

スコダのSUVモデル、コディアックのイメージ・スケッチ2点が公開された。このコディアックは、今年秋に行なわれるパリ・モーターショーでの登場が予定されているモデルだ。

このイメージからはコンセプト・モデルであるビジョンSから大部分のエクステリアを受け継ぐことが解る。

最終的なプロダクション・モデルは、ビジョンSと比較すると、ヘッドランプをリデザインし、歩行者衝突安全基準を満たすために僅かにスラントしたノーズが与えられるなどの変更がされていることがわかるが、ビジョンSの大きなホイールアーチは保たれているようだ。

なお、このコディアックの発売は来年を予定している。

ネーミングとデザイン
コディアックという名前はアラスカ原産のクマからとった名前だ。しかし、このクマのスペルはKodiakだが、スコダ・コディアックはKodiaqと綴る。これはスコダによれば名前を特徴づけるために行ったものだということである。

コディアックのプレビュー版ともいうべきビジョンSコンセプトは、2016年のジュネーブ・モーターショーで初お目見えした。しかし、このビジョンSは単なるコンセプト・モデルではなく、来るべきスコダのSUVのプロダクション・モデルに近いと言われていた。実際、ビジョンSのキー・エレメントは、そのままコディアックに引き継がれている。

エンジンは、スパーブと同じレンジと予想され、ガソリンは1.4TSI、1.8TSI、2.0TSIの3種、ディーゼルが1.6TDI、2.0TDIの2種となる模様。また、プラグイン・ハイブリッドも2019年頃に追加されることになろう。

ベストセラー・モデルを目指す
新しいSUVであるコディアックは、スコダの稼ぎ頭になると予想される。そして、これからのスコダのSUVラインナップの第一歩である。また、コディアックは、’エモーショナル’ なスコダの新しいデザイン言語を採用したモデルでもある。

更に、このコディアックをリリースした後、スコダは5ドア・クーペのようなスタイリッシュなSUVも計画されており、このモデルにはスコダのホット・モデルであるvRSバージョンも設定されるという。

また、SUVの要素を持ったクロスオーバー・スタイルのモデルも、中国市場向けに開発されており、こちらは2018年のデビューが予定されている。

スコダのCEO、ベルンハルト・マイアーも、「われわれはSUVファミリーに更なるモデルを追加するかもしれない。」と語っている。

また、このコディアックの追加に伴い、元祖スコダSUVとも言えるイエティは、2018年発表予定の次期モデルではより大きなサイズに変更されるようだ。マイアーも、このオールドネームのSUVが、より大きなスペースを持つモデルになると確約している。更に、このイエティにもハイブリッド・モデルが計画されているという。

スコダは、EVモデルを2020年から2021年にデビューさせるために開発していることは知られている。このEVのスタイルについては、現時点では不明だが、SUVまたはクロスオーバーのボディとなるのが有力だ。

コディアックが発売された後のSUV計画についてマイヤーに尋ねたところ、「それは市場での反応次第だ」という答えが返ってきた。



▶ 海外初試乗 / スコダ・ビジョンSコンセプト

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