Nicole Competizione RACETECH Academy

2016.06.26

text & photo:Kazuhide Ueno (上野和秀)

 
フェラーリ正規ディーラーとして横浜に本拠を構えるニコル・コンペティツイオーネは、ツーリングやサーキット走行会などのオーナーズ・アクティビティを積極的に行っている。その一環として日本を代表するレーシング・ドライバーである脇阪寿一氏を招き、初の試みとなる「ニコル・コンペティツイオーネ・レーステック・アカデミー」が開催された。

このセミナーは、フェラーリ横浜 認定中古車ショールームと横浜サービス・センターを舞台に行われ、プロのレーシング・ドライバーから見たフェラーリというクルマの存在から、メカニズム、走行フィーリングまでを分かり易く説明してもらおうという企画である。さらには脇阪氏のこれまでのレースとマシン開発の経験から、レーシング・マシンとフェラーリのロードカーを対比させながら、フェラーリのサーキット直系と言えるクルマ作りを軽妙な語り口で分かり易く解説された。

このあとサービス・ファクトリーに場を移して、カリフォルニアTと488GTBを前に、ニコル・コンペティツイオーネのセールス・エクゼクティブの田辺さんと、テクニシャンの居村さんから両車の特徴的なメカニズムを説明。続いて脇阪氏からフェラーリに採用させているメカニズムの必然性や優位性が、実例を交えて分かり易く説明された。クルマをリフトアップすると普段なかなか目にできない部分が多いだけに、参加者はおもわず身を乗り出す。そこで脇阪氏は、これまでのマシン開発の経験や的確なフィードバックに基づくロジカルな解説で、参加者のメカニズムや空力への興味を盛り上げた。特にフラットフロアやリヤ・ディフューザーの効果を始め、フェラーリに組み込まれているガーニーフラップやリップの効果を説明すると、うなずいている方も多かった。

ランチ・ブッフェを楽しんだあとは脇阪氏とのQ&Aタイムとされた。参加者からはプロ・レーシング・ドライバーの体作りの方法や、かつて乗ったレーシング・マシンの裏話などのマニアックな質問で盛り上がったところで、名残惜しい中お開きとなった。

「ニコル・コンペティツイオーネ・レーステック・アカデミー」はフェラーリ・ファンの知的好奇心を満たしてくれる好企画だった。今後もよりさまざまなカテゴリーでのセミナーの開催を期待したい。なお同社では、このほかにもオーナーを対象とした様々なアクティビティを随時開催しているので、興味のある方はホームページでチェックしてみてはいかがだろうか。

ニコル・コンペティツイオーネ・ホームページ
http://www.nicole-competizione.co.jp/

  • レーステック・アカデミーは事前にホームページで参加募集がなされた。

  • トークはフェラーリ横浜 認定中古車ショールームを舞台に開かれた。

  • いつもはラウンジの部分をステージにしてトークショーが行われた。

  • モータージャーナリストの今井優杏さんが軽妙なテンポでMCを務めた。

  • ドライバーしか分からないレース中の裏話となると聞き入ってしまう。

  • ファクトリーではセールスの田辺さんから車両の特徴が説明された。

  • 居村テクニシャンから採用されている最新メカニズムの説明が行われた。

  • 脇坂氏の解説は経験に基くだけに、聞くものを納得させる重みがある。

  • リヤディフューザーの効果や、マフラー冷却用インテークを細かく紹介。

  • クルマをリフトアップすると参加者は好奇心からつい前に出てしまう。

  • 488GTBのフロア・アンダーパネルも単体でその空力機能が紹介された。

  • 普段目にできない部分が紹介されただけにカメラを向ける参加者も。

  • セミナーが一段落したところでランチタイムとされ一息入れた。

  • ランチのあとはQ&Aタイムとされ、マニアックな質問が続いた。

  • Q&Aが終わると参加者は脇阪氏との記念撮影やサインで盛り上がった。

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