パリに登場、ランボルギーニ・チェンテナリオ・ロードスター

公開 : 2016.09.29 17:20  更新 : 2017.06.01 00:40

モンテレー・カー・ウィークから1ヶ月、アヴェンタドール・ベースのチェンテナリオをコンバーチブル化したモデル、ランボルギーニ・チェンテナリオ・ロードスターがパリ・デビューを飾った。

ランボルギーニ・チェンテナリオ・ロードスターは20台生産され、その£1,730,000(2億2830万円)という価格にもかかわらず、すでに全車完売したと伝えらている。

エンジンは、アヴェンタドールに搭載される700psの6.5ℓV12をチューンした770ps仕様のものが搭載され、レッド・ゾーンはこれまでの8350rpmから8600rpmまであがっており、パワー・ウエイト・レシオは506ps/tを誇る。アヴェンタドールSVに比べると7psのアップである。車重はクーペ比50kg増しの1570kgに抑えた。

0-100km/hタイムはチェンテナリオ・クーペより0.1秒遅い2.9秒。また、最高速度は350km/h以上を達成する。

同社によるとロードスター・モデルは、「ランボルギーニの次世代デザインの指針を示すもので、クリーンなエクステリア表面と、機能美を追求した造形」がテーマとなっている。

ダイナミクス面では、ドライビング・モード選択時にウイングが150mm延長されるうえ、15°の角度がつけられるため、エアロダイナミクス性能を高めると言われている。

カーボン・ブレーキは、100km/hの状態からわずか31mで車体を静止状態にもちこむ。ホイールは鍛造のアルミを採用。フロントは20インチ、リアは21インチとなりピレリのPゼロが巻かれる。

コクピットにはカーボンファイバー・シートが2脚据えられ、ダッシュ中央部には10.1インチのタッチスクリーンが埋め込まれる。Apple CarPlayは標準対応だ。またネット接続も可能であり、SNSやメール、インターネット・ラジオを視聴することもできる。

さらにトラック志向のオーナーのために、テレメトリー機能が搭載され、タイムや速度、Gフォースといったデータが提供され、オプション設定の2台のカメラで外部の様子を撮影することも可能だ。


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