フェラーリJ50開発秘話 首脳陣インタビュー

2016.12.14

フェラーリJ50誕生までとこれからの方向性を訊く

フェラーリ日本上陸50周年記念最終式典のプレスカンファレンスのあとに、J50発表のためマラネッロ本社からやってきたコマーシャル&マーケティング部門シニア・バイスプレジデントのエンリコ・ガリエラ氏(写真右)と、デザイン部門シニア・バイスプレジデントであるフラビオ・マンゾーニ氏に質問する機会に恵まれた。J50開発に際してのコンセプトや、これからのフェラーリ社について聞いてみた。

Q:J50のデザイン・コンセプトを教えて下さい。

フラビオ・マンゾーニ:スリムボディを基本とし、そこにキャブ・フォワード・レイアウトを取り入れました。また、キャブ・フォワードF1のイメージを出したいということから1984年の126C4を上から見た時のモチーフを基本ラインに取り入れて、その躍動感を表現しました。

Q:日本は雨が多い国ですが、J50をオープンタイプにした理由をお聞かせください。

フラビオ・マンゾーニ:J50は日本で重要なモデルだったタルガトップの308GTSからインスピレーションを得ています。往年のバルケッタをイメージしてスパイダーとしました。プロポーションを488より低くできたので、デザインの違いを強調できたと思います。

興味深い点としては、日本は雨が多いのですが、日本のカスタマーにはスパイダー・モデルの人気が高いのです。488系ではGTBとスパイダーは50:50の販売比率で、現在はスパイダーのウェイティング・リストのほうが長くなっています。このことをふまえてオープンタイプとしました。またオープンタイプにしたことにより、ドライブ時に8気筒のエグゾースト・ノートをより楽しめるという特徴もあります。

Q:J50のオープン部分の特徴はありますか。

デザインよりロールオーバー時の安全性確保が第一の課題でした。強化されたウインドスクリーンのフレームと、カーボン製のロールバーによりテストで高い安全性を実現しています。これらの基本を踏まえた上でデザインしています。雨天時は2分割式のルーフを取付けます。このルーフはオープン時はシートの後部に格納することができます。
 

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