オークションの読み方 「シルバーストン・クラシックレースカー・セール2017」
最終更新日:2017.08.07
レーシングカーを中心としたオークションがシルバーストンで開催。走らないF1マシン(173万円)/本物のWRCカー/BTCCを闘ったツーリングカーと、日本では見ることのできないクルマたちが用意されました。
■もくじ
どんなオークション?
ーレーシングカー専科「シルバーストン・クラシックレースカー・セール2017」
どんな車両が出品?
ー走らないF1マシンの結果は
ーBTCCの名優たちが集結
ーラリーカーも百花繚乱
流札? 落札? リザルト一覧
ー「シルバーストン・クラシックレースカー・セール2017」リザルト一覧
どんなオークション?
レーシングカー専科 「シルバーストン・クラシックレースカー・セール2017」
●2017.07.27 シルバーストン・クラシックレースカー・セール2017
シルバーストンサーキットを本拠にオークションを開催するのは、その名もシルバーストンオークション。先日開かれたレーシングカーを中心としたクラシックレースカー・セール2017オークションに姿を見せた新旧のマシンたちの落札結果をご紹介しよう。
社名のシルバーストンオークションが示すように、シルバーストンサーキットを中心にオークションを開催している。今回は通称のオークションとは別にレーシングマシンを中心に特化した「シルバーストン・クラシックレースカー・セール2017」が開かれた。このセールは24台と少ないものの、F1からスポーツカー、ツーリングカー、ラリーカーと各カテゴリーの新旧のモデルが用意された。
シルバーストンオークションで面白いシステムが、落札されなかった車両は終了後に即決価格が提示されて販売されることだ。オークションに参加できなかった方で、お目当てのクルマが売れ残っていれば即購入できることが見逃せない。価格的にも順当な額が付けられているので、相場の確認にも使えよう。
どんな車両が出品?
走らないF1マシンの結果は
F1マシンは下記の2台用意された。
・1985年トールマンTG185 F1:
ステファン・ヨハンソンが乗った車両だが、エンジンレスのため173万円で終わった
・1993年ザウバーC12A:
5台作られたショーカー(ディスプレイ用ダミー)の1台だったため落札額は247万円に留まった
しかしガレージのアクセント用に使うのであれば、その存在感を考えるとお値頃といえよう。このほか1976年マーチ763 F3は流札し、736万円で販売中。
レーシングスポーツカーでは、’70年代初頭のスポーツカーを代表する存在である1971年ローラ T212は人気を集めて2290万円まで値を上げた。’60年代末の王者たるシェブロンB8は2010年に作られたコンティニュエーション(再生産)版が1594万円で落札されている。旧いモデルでは1951-52年トジェイロ-Japが1472万円を記録し、1964年クロスレィ7Sは即レース参戦のコンディションだけに970万円まで上がった。
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