ルイス・ハミルトンの強さ、ライバルが語る(最終回) コリン・ブラウン 2000年フォーミュラAカート 世界チャンピオン

公開 : 2018.02.04 15:10

最終回。ルイス・ハミルトンの強さを2000年フォーミュラAカート 世界チャンピオンのコリン・ブラウンが語ります。「今、もしルイスに再会することがあれば……」興味ぶかいコメントをご覧ください。

text:Jim Holder(ジム・ホルダー)

もくじ

「ほぼ毎回、レースは彼かわたしのもの」
バイクで転倒 手首を骨折しても走る
>今、もしルイスに再会することがあれば

「ほぼ毎回、レースは彼かわたしのもの」

「僕たちは仲間でした。休みの日には家族のように一緒に出かけました。一緒のホテルに泊まって、サーキットでは必死に順位を競い、1センチでも譲りたくないという気持ちもありましたが、度を超えるようなこともありませんでした」

コリン・ブラウンはハミルトンの登場以前、F1の前座レースとして開催されたフォーミュラAカートに参戦し、注目された人物。無慈悲なヨーロッパのレース業界でキャリアを重ねてきた。

「かなりの回数で同時に開催されてきたイベントなので、彼のレースはよく見ましたよ。当時、彼は何か特別なものを持っている、と感じたことを覚えています。彼の自然な才能が表れていました」

2000年にハミルトンはフォーミュラAのクラスにステップアップし、ブラウンとハミルトンは競い合った。ハミルトンはスポンサーにも恵まれた複合のカートチームだったが、ブラウン・レーシングは単独のチームで、予算もかなり限られていた。

「ほぼ毎回、レースは彼かわたしのものでした」と振り返るブラウン。「いつも、わずかなタイム差で競い合っていました。助けてくれるチームメイトもいなかったので、わたしの方がアグレッシブでしたが、ルイスにどんなにプレッシャーをかけても、軽くクルマでつついても、動揺することなど皆無。彼は非常に冷静なレーサーでした」

「まだ当時の映像をインターネットで見ることができますが、常に抜きつ抜かれつ。わたしが前を走っていれば、次のストレートではルイスが前に出て、さらに抜き返す。とても激しいレースでしたが、フェアな戦いでしたね」