英国、なぜ軽量化に強い? マクラーレンCEO「リードには政府との連携不可欠」

公開 : 2018.06.28 11:40

「軽量化」は、英国メーカーの専売特許になりつつあります。どうして、得意なのでしょう? マクラーレンCEOは、将来的に英国政府と自動車メーカーの協力体制がモノを言うと考えています。

軽量化技術が脚光 キーは政府の支援

一昨日に開催されたSMMT(英国の自動車製造販売協会)のサミットで、フレウィットは(マクラーレン・セナで活用しているような)英国の「軽量化技術」の発展に向けて支援を求めた。「軽量化」は今後重要性が増していく分野であり、この分野において英国が世界をリードするには支援が不可欠だという。

「英国は素晴らしいことに、自動車の『軽量化戦争』でトップに立つ可能性を秘めています。そして『軽量化』技術は、厳しさが増す環境目標を達成するためにとても重要な分野です」

「軽量化で成功を収めるには業界と政府が親密に連携し、業界、英国全体、そして期待通りの動力性能と高燃費を両立したクルマを望むオーナーの利益のために尽力しなければなりません」

マクラーレンは車両の軽量化のために最大限努力しており、もうじきオープンするシェフィールドのマクラーレン・コンポジットテクノロジー・センターへの投資額は5億ポンド(73億円)に上るという。

「この施設は、われわれのモデル開発に活用される複合材料分野でのイノベーションをリードします。そして、この地域での仕事やサプライチェーンを活性化させ、さらには英国のイノベーションへの評価を高めるのです」

さらにフレウィットは、カーボンを取り巻く環境の変化についても言及する。
 

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