ブリヂストンの新タイヤ「レグノGR-X II」 14〜17インチ発売 ラックスブラックも

2019.02.25

2月に発売されたブリヂストン・レグノGR-X II。そのテクノロジーをご紹介しましょう。14〜17インチを発売。ラックスブラックという技術も使われています。

text & photo: Hiroyuki Kondo(近藤浩之)

レグノGR-X II、静粛性を向上 2つの技術

“手のひら1枚分に込められた技術が、圧倒的なパフォーマンスをうみだす。「REGNO FEELING」”、を新キーメッセージとして発表されたニュータイヤ「レグノGR-XⅡ」。直進安定・快適・静粛・低燃費・耐摩耗・ウェット・ドライ性能を高次元に達成するというグレードバランスをさらに高めた上で、摩耗時の静粛性を性能軸に加え、次のステージに進化させたモデルとなっている。

「レグノGR-X II」では、GR-X Iから採用された有機繊維に防弾チョッキに使用されるアラミド繊維を織り込むことで強固なものとし、高速走行時にタイヤが膨らむのを防ぐノイズ吸収シートIIを引き続き採用。中低周波ロードノイズを抑制している。

縦溝で発生した空気の振動の一部を横方向の溝を通し真ん中に設けた気室と呼ばれる空洞で解放。圧力と速度を落とすことで、音のエネルギーを減衰するという、マフラーにも使用される消音機の原理を採用したダブルブランチ型消音器。その形状を最適化した。これにより、高周波パタンノイズがさらに抑制されている。

溝の中にもう1つの溝を作ることにより、タイヤのトレッド面が減っても新たに形状が最適化されたダブルブランチ型消音器が現れるというシークレットグループ。これによって、摩耗時においても静粛性が向上された。消音器形状の最適化と本技術の採用により、騒音エネルギーを新品時で5%、60%摩耗した状態で17%も低減させている。

乗り心地については、タイヤの接地面の形状を最適化することで、振動エネルギーをGR-X Iに対して5%軽減。非対称の形状とパタンを採用することで、ふらつきを抑制し操縦安定性を確保した。さらに、大変形・高周波の条件下のみ粘着性を発揮するポリマーを開発・採用。骨格のポリマーを低燃費性能に特化させたことにより、グリップ性能は変わぬまま、GR-X Iに対して14%の燃費向上が図られている。

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