改良新型BMW 5シリーズ、2020年発表へ 大型キドニーグリルは採用せず?

公開 : 2019.08.09 18:15

賛否両論あるBMW 7シリーズの大型キドニーグリル。一方で、5シリーズは来年フェイスリフトをする予定。その開発車両のグリルを見ると、むやみな大型化をしない可能性が。

5シリーズ、マイナーチェンジへ

フェイスリフト版のBMW 5シリーズの試作車が、公道でテストを行っている。新たな開発車両をAUTOCARのスパイカメラマンが見つけ、新しいフロントフェイスを撮影することに成功した。

スペインの一般道に出現した改良新型のテスト車両は、珍しいことにキドニーグリルの形状を隠す偽装カバーが外されていた。とはいえ、われわれのカメラマンに気づくや、すぐさまカバーを被せたという。

「2020年半ばに発表見込みのフェイスリフト版BMW 5シリーズ」
「2020年半ばに発表見込みのフェイスリフト版BMW 5シリーズ」

これまでの情報では、改良新型の5シリーズには、これまで以上に目立つキドニーグリルが採用されると報じられていた。しかしそれは、どうも正しくないようだ。7シリーズがフェイスリフト時に大きなグリルに変わったのとは異なり、5シリーズではわずかな変化に留まるように見える。

こうした動きは、各モデルに固有のルックスを与えるというBMWの戦略の一環と考えられる。具体的には、新型3シリーズのフロントフェイスは、他のモデルレンジよりもスポーティな顔立ちになっていることが挙げられる。

改良新型5シリーズでは、ほかにも新デザインのヘッドライト、立体感を強めたフロントバンパーが与えられ、そこに開けられた新意匠のエアベントや、左右の両端に設けられる縦型のエアカーテン用ダクトなどが特徴となる。

関連テーマ

おすすめ記事