ポルシェ・パナメーラ・ターボ

公開 : 2013.07.03 19:00  更新 : 2017.05.29 19:07

■どんなクルマ?

ミッドライフのフェイスリフトの行われたパナメーラの中でも、パナメーラ・ターボは旧モデルの493bhpよりも20bhp大きい513bhpが与えられたモデルだ。また、ポルシェはこのサルーンに、新しいリア・エンドと前後バンパーを与え、サスペンションはスムーズな乗り心地とロード・ノイズを軽減するようにチューニングした。

フェイスリフトされたパナメーラの大きなニュースは、プラグイン・ハイブリッド・モデルと、ツインターボV6モデルの追加だが、今回試乗するのはとんでもないパワーを持つパナメーラ・ターボである。

■どんな感じ?

驚異的なパフォーマンスを持つモデルだ。特に、その71.3kg-mというトルクと、7速のギアボックスは時間を切り裂くといってよいもので、右足の踏み込む量に敏感にクルマは反応してくれる。0-100km/h加速は4.2秒、0-161km/h加速は8.9秒、そして0-200km/h加速は13.8秒というパフォーマンスを持つ。そして、そのパフォーマンスは誰でもが発揮することが可能だ。

スポーツまたはスポーツ・プラス・モードにすれば、よりポルシェの持つポテンシャルに深く切り込んでいくことができる。このモードを選べば、スロットル・レスポンスは鋭くなり、サスペンションもよりスポーティに、そしてトランスミッションの反応も速くなる。その大きなボディにもかかわらず、印象的に機敏でな動きを見せてくれるんのだ。特に、その動きの良さは低い重心によってもたらさせるものかもしれない。

アウトバーンにおいては、安定した高速走行が味わえる。4WDシステムはその安定性を高め、少々の横風にも動じないアシをもたらしてくれる。そしてそのV8サウンドが心地よく耳に入ってくる。確かに、太いタイヤの立てるロードノイズが大きいのがまだ気になる。ポルシェはサスペンション・ブッシュをより大きくよりソフトに改良したことによってこのロードノイズを軽減したという。またエア・スプリングも調整された。これは、乗り心地のも影響しているという。

実際に新旧のパナメーラに乗ってみると、その改良は明らかだ。しかし、それはポルシェのルーフよりもなめらかな道での話であって、劣悪な英国の道での印象となるとまた別問題だろう。

■「買い」か?

相対的にはこのパナメーラ・ターボを購入する人の比率は少ないだろう。プラグイン・ハイブリッドを含むより経済的なラインナップがパナメーラには用意されているからだ。また、もし究極のパナメーラを欲するのであれば、50bhp以上強力なターボSを購入すべきかもしれない。ただし、500bhpオーバーのパワーと、洗練されたマナーの良さを持つパナメーラ・ターボは印象的なモデルではある。

(リチャード・ブレムナー)

ポルシェ・パナメーラ・ターボ

価格 £107,903(1,645万円)
最高速度 306km/h
0-96km/h加速 4.1秒
燃費 9.8km/ℓ
CO2排出量 239g/km
乾燥重量 1970kg
エンジン V型8気筒4806ccツインターボ
最高出力 513bhp/6000rpm
最大トルク 71.3kg-m/2250-4500rpm
ギアボックス 7速オートマティック
 
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