【AIが監視!】前後2カメラ・ドライブレコーダー ケンウッドDRV-MR8500 あおり運転、データ保存

公開 : 2020.07.24 09:20  更新 : 2021.03.05 21:29

ドラレコにAI(人工知能)搭載。KENWOODの新型2カメラ・ドライブレコーダー「DRV-MR8500」は、あおり運転をAIが検知。不審車両を追尾し、録画データを書き換え不可のフォルダに自動保管します。

リアカメラ、蛇行運転/急接近を検知

あおり運転の被害にあったとき、ドラレコが不審車両の動きを追尾し、録画データを書き換えされないフォルダに自動保存する。

そんな頼りになるアイテムを、JVCケンウッドが発売する。AIセンシング機能を搭載した2カメラ式ドライブレコーダー「DRV-MR8500」の登場である。

後方カメラが補足した後続車が近寄ってくると、AIによって急接近/蛇行といった「あおり運転」を検知する「DRV-MR8500」。
後方カメラが補足した後続車が近寄ってくると、AIによって急接近/蛇行といった「あおり運転」を検知する「DRV-MR8500」。

本製品の注目は「AIセンシング」。リアカメラが後続車を捕捉した際に、AIの検知エリアに侵入すると、自動で認識して追尾を行う。

蛇行運転を繰り返したり、急接近をしてくると、危険運転と判断。警告音/画面表示でドライバーに知らせるとともに、録画映像をイベントフォルダに自動的に移動・保存する流れだ。

「DRV-MR8500」は前後を同時撮影する2カメラ式だが、フロント・リアの両方に、F1.6の明るいレンズを採用している。

また、500万画素の「STARVIS(スタービス)」CMOSセンサーを搭載。夜間・トンネル内などでも前後ともに、対向車/歩行者など対象物の色・形をしっかり認識し録画する。

それも、フルハイビジョンの約1.8倍の解像度となるWQHDで収録するというから、ナンバープレートなどの細かい文字情報もしっかり確認可能。

さらに、「HDR機能」を搭載し、トンネルの出入り口など明暗差の大きなシーンでも安定した記録が期待できる。

駐車監視/スモークガラス対応 価格は?

「DRV-MR8500」のリアカメラには、「スモーク・シースルー機能」を搭載しているのもトピック。

後部のガラスがスモークガラス・タイプでも、明るい映像(3段階で調整可)で録画できるのだ。

AIが後続車の危険運転を検知すると、警告音でドライバーに知らせ、録画データを書き換え不可のフォルダに自動的に移動・保存する。
AIが後続車の危険運転を検知すると、警告音でドライバーに知らせ、録画データを書き換え不可のフォルダに自動的に移動・保存する。

有難いのは、microSDカード対応のダブルスロットを搭載していること。スロット1からスロット2へのリレー録画に対応している。

また、録画機能は、常時録画、手動録画、イベント記録、駐車録画という4機能を装備。

このうち「駐車録画」は、24時間という長時間に対応。車載電源ケーブル「CA-DR100(別売り)」を使用すれば、駐車中、フロントカメラのGセンサーが振動を検知すると、ドライブレコーダーが起動。

前後2台のカメラで撮影した映像を記録(1ファイル60秒)し、駐車録画フォルダに保存する。

運転支援機能は、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告などを装備。

高感度「GPS」や測位衛星受信回路を搭載しているので、自車位置を記録し、PC用連携ソフトで走行記録の確認が可能となっている。

新開発のAI技術を採り入れた2カメラ・ドライブレコーダー「DRV-MR8500」は、オープン価格。想定価格は、税込み4万2000円前後となっている。

発売は9月中旬の予定だ。

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