【縁の下の力持ち】アンチロールバーの仕組み 運転の楽しさに直結 

2020.09.24

サマリー

シンプルな作りにもかかわらず、走りに与える影響はとても大きいアンチロールバー。高級車やスポーツカーなど幅広い車種に用いられ、足回りでも非常に重要なパーツとなっています。その仕組みと効果についてご紹介します。

もくじ

ハンドリングや快適性に貢献
シンプルながら効果は大きい
アウディ・クワトロ

ハンドリングや快適性に貢献

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

クルマがこれほどまでに複雑になってしまった世の中で、サスペンションシステムにおける重要なパーツの1つは、いまだにシンプルだ。

それは、コーナーでのボディロールを抑制するためのアンチロールバーである。スタビライザーバーやスウェイバーとも呼ばれるが、ロールケージと混同しないように。ロールゲージはクルマが横転したときに乗員を保護するためのものだ。

アウディ・クワトロ
アウディ・クワトロ

一般的には、U字型のスチールバーやチューブで、車軸の両端でサスペンションに接続されている。クルマによっては2本(フロントアクスルとリアアクスル)のものもあれば、1本だけのものもあるし、全くないものもある。

アンチロールバーの目的は、サスペンションスプリングの剛性(レート)に大きな影響を与えることなく、コーナーを曲がるときにボディロールを減らすこと。市販車に装着することで、過度のロールを抑えつつ、スプリングとダンパーのレートを快適に保つことができる。

ロールが大きすぎると不快感を与え、サスペンションが極端に動くとホイールやタイヤの角度が変化し、コーナリングの安定性に影響を与える。

アンチロールバーのテールは、左右のサスペンションにブッシュやリンケージで連結されており、機械的にはシンプルだが、ハンドリングバランス、つまりアンダーステアやオーバーステアにも影響を与えるため、その効果は少し複雑だ。

 

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