オーストラリアでの自動車生産が終了

公開 : 2014.02.10 20:35  更新 : 2017.06.01 02:14

トヨタ自動車は、トヨタ・モーター・コーポレーション・オーストラリア(TMCA)による車両生産を2017年末で終了すると発表した。

TMCAは1959年3月に設立されて以来、約50年にわたりオーストラリアでトヨタ車の生産を行ってきた。すでに昨年12月にはGMがオーストラリアでの車両生産を終える発表をしており、これでオーストラリアでの車両生産が完全に終了することとなる。

トヨタのスポークスマンは、GMのオーストラリア撤退に際し「GMの決定に悲しんでいる。われわれは次なるステップを目指し、オーストラリア政府とも話し合っているところだ。今のところ、われわれが撤退する計画はない。」とAUTOCARにコメントしてくれたが、そのコメント後2ヶ月での今回の発表となった。

TMCAの3,900人の従業員については、再就職支援など最大限のサポートを実施いていく予定だという。

なお、豊田章男社長は「これまで50年間にもわたり、多くの豪州の方々にトヨタを育て、支えていただいた。今後TMCAは販売会社になるが、豪州のお客様に 『もっといいクルマ』をご提供し続けたいという思いは、この50年の間、そして次の50年も、何ら変わることはない。少しでも豪州の皆様に貢献できるよう、 決意を新たに、全力を尽くしていきたい」とコメントしている。

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