【キャンプは、ペットで悩まない】トイファクトリーの新ハイエース・キャンパー ジャパンキャンピングカーショー2021

公開 : 2021.04.15 06:45  更新 : 2021.10.11 11:29

キャンピングカーでありながら、ペットの飼い主に嬉しい工夫を、さりげなく盛り込みました。トイファクトリーの最新モデルをご紹介しましょう。

初披露、ベルゲン with ペットとは

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典)、編集部

ペットを連れてキャンプに行く。

そんな休日を意識したキャンパーが、千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2021」に登場した。

トイファクトリー・ベルゲン with ペット(ジャパンキャンピングカーショー2021)
トイファクトリー・ベルゲン with ペット(ジャパンキャンピングカーショー2021)    高桑秀典

トイファクトリー・ブースで一般向けに初お披露目されたのは、「Bergen with pet(ベルゲン with ペット)」。

一見すると、内装色・質感にこだわった出来のいいキャンピングカーに見えるが、実はシートを始め、飼い主の悩みに寄り添う工夫が詰め込まれている。

まず、シートの特徴は、ペット専用の新しい生地“ウィズペット”を採用している点。

抜け毛/引っかき傷/暑さに悩まない

スエード調の皮革は、ペットの抜け毛が生地に付着しにくいのが第1のポイント。

それに、撥水加工も施されているから、汚れてしまった際の掃除もしやすい。

トイファクトリー・ベルゲン with ペット(ジャパンキャンピングカーショー2021)
トイファクトリー・ベルゲン with ペット(ジャパンキャンピングカーショー2021)    高桑秀典

日が暮れてベッドモードにしたシートに身を預けたとき、汚れ・抜け毛に気づいても、コードレス掃除機などでさっと吸い取ることができるわけだ。

また、飼い主が頭を抱えるもう1つの悩みが、ペットの爪・歯による引っかきキズ。

その対策として、伸縮性があって、ほつれにくい生地の作りに。せっかく手に入れたキャンピングカーの内装が“傷だらけ”なんてことも避けられるだろう。

さらに、展示車のように家庭用エアコンをビルトインすれば、夏場が苦手なペットと過ごす休暇も安心なのだ。

ペットも遊びも 使い勝手を追求

「ベルゲン with ペット」のベースは、トヨタ・ハイエースのスーパーロング。

全長の長さを活用して、車体後部には、常設タイプのベッド(ペット用ネットも)を、その下には広い収納スペースを確保。車内のレイアウトは、電子レンジの配置を見ても使い勝手のよさがうかがえる。

トイファクトリー・ベルゲン with ペット(ジャパンキャンピングカーショー2021)
トイファクトリー・ベルゲン with ペット(ジャパンキャンピングカーショー2021)    高桑秀典

なお、ベルゲンというモデル名は、北海に面したノルウェー西部の港町に由来。中世から港湾都市として栄え、色鮮やかな三角屋根の木造倉庫「ブリッゲン(世界遺産)」で知られる。

旅に出たくなる車名を与えられた2021年の新モデル「ベルゲン with ペット」。家族の一員であるペットとの車中泊旅行が、ますます快適で楽しくなるはずだ。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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