アウディ 次期Q6 eトロン・スポーツバック、2024年発売か マカンEVと並ぶ電動クーペSUV

公開 : 2022.07.21 06:05  更新 : 2023.09.22 18:45

アウディが開発中の新型EV、Q6 eトロン・スポーツバックのプロトタイプを発見。クーペスタイルのミドルサイズ電動SUVで、2024年頃に発売される可能性があります。

プロトタイプ発見 新型の電動クーペSUV

アウディは、新型の電動SUVである「Q6 eトロン・スポーツバック」を2024年に発売する可能性がある。今回、欧州で初めてそのプロトタイプが目撃された。

標準的なスタイルのQ6 eトロンと並ぶ、クーペスタイルSUVである。その特徴は、アウディの「スポーツバック」モデルに見られる、なめらかに寝かせたルーフラインだ。その他、スリムなLEDヘッドライト、通気孔、トレードマークであるシングルフレームグリルなどは、標準モデルとほぼ同じデザインを踏襲している。

アウディQ6 eトロン・スポーツバックのプロトタイプ
アウディQ6 eトロン・スポーツバックのプロトタイプ    AUTOCAR

インテリアは、デュアルスクリーンのMMIナビゲーション・プラスや、デジタルメータースクリーンが採用されると予想されている。公式の詳細はまだ発表されていない。

新型Q6 eトロンおよびQ6 eトロン・スポーツバックは、ポルシェとアウディが共同開発したアーキテクチャ「プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック(PPE)」を使用する予定。eトロンGTとタイカンに採用されているJ1プラットフォームをベースにしたもので、新型のマカンEVにも採用される見込みだ。

性能については未発表だが、アウディはすでにPPEを用いたA6 eトロン・コンセプトで、その可能性を示している。このモデルはツインモーター/四輪駆動パワートレインから最高出力475psと最大トルク81.5kg-mを発揮している。

航続距離は480kmを超える見込み。PPEは、800Vのバッテリー電圧を備えているため、最大350kWの充電に対応することができる。

アウディは、EVにも高性能モデルの「RS」シリーズを導入する計画だ。おそらく投入されるであろうQ6 eトロンRSにおいては、アグレッシブなスタイリング、強化ブレーキ、ダイナミックなシャシーセッティングによってスポーティなキャラクターを演出するはずだ。最高出力は500psを超える可能性が高い。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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