アルファ・ロメオ「新型車の名前当ててみて」 最小の電動SUV、まもなくデビューか

公開 : 2023.06.09 06:25

アルファ・ロメオはSNS上で新型SUVの車名を当ててもらうキャンペーンを展開し、その正式発表が近いことを示唆しています。新型車はブランド初にして最小のEVとなる見込みで、新しい顧客層の取り込みを目指します。

新型車の名前は? デビュー間近か

アルファ・ロメオは6月8日、SNS上で「ゲームチェンジャーとなるSUV」の車名をフォロワーに推測してもらうキャンペーンを行い、新型車の発表が間近に迫っていることを明らかにした。

AUTOCARが入手した情報では、このモデルは小型の電動SUVになる見込みである。当初は「ブレンネロ(Brennero)」という車名になると考えられていたが、今ではその可能性を否定する向きもある。

SNS上では多くのフォロワーが「GTV」や「Gavia」「Milano」など、さまざまな推測を立てている。(画像は予想レンダリングCG)
SNS上では多くのフォロワーが「GTV」や「Gavia」「Milano」など、さまざまな推測を立てている。(画像は予想レンダリングCG)    AUTOCAR

なお、アルファ・ロメオは今回のSNSでの投稿で、SUVを従来の「スポーツ・ユーティリティ・ビークル」ではなく「スポーティ・アーバン・ビークル(SportUrbanVehicle)」と表現している。スポーティな都市型のモデルとなることを強調する狙いだろう。

いずれにせよ、この新型車はアルファ・ロメオが中年男性に好まれる「スポーティなブランド」というイメージから脱却するため、家族や女性を中心とした新しい購買層に目を向けたものだ。

ステランティス傘下の兄弟ブランド、ジープアベンジャーと基本コンポーネントを共有する見通しで、2018年に生産終了したミト以来の最小モデルとなる。価格も最も低く設定されるだろう。

詳細はまだ明らかにされていないが、新しいSTLAスモール・プラットフォームを採用し、ジープ・アベンジャーと同様、最大400kmの航続距離を実現すると予想される。54kWhのバッテリー、1基の電気モーター(最高出力156ps、最大トルク26.5kg-m)を搭載する前輪駆動車となるかもしれない。

また、EVと並んでマイルドハイブリッド仕様も用意される可能性がある。しかし、2027年にはアルファ・ロメオが完全EVブランドへ移行するため、いずれEV専用車となるはずだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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