特別企画

2019.07.18

四つ葉の血統 アルファ ロメオ・ステルヴィオ/ジュリア 2台のクアドリフォリオ

AUTOCAR JAPAN sponsored by アルファ ロメオ
text:Tomoyuki Shimada(嶋田智之)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

もくじ

QUADRIFOGLIOとは
シヴォッチの幸運のお守り 現代に
試乗 ジュリア・クアドリフォリオ
スリルが堪らない新世代
試乗 ステルヴィオ・クアドリフォリオ
ほとんどスポーツカー

QUADRIFOGLIOとは

四つ葉のクローバーを意味するイタリア語の “クアドリフォリオ” という言葉は、アルファ ロメオを知る者にとっては一際重要な意味合いを持っている。

一般的な幸運のシンボルということだけに留まらず、モーターレーシングの世界で数々の伝説を築き上げてきた歴史とそこに注ぎ込んできた情熱の象徴であり、そしてプロダクションモデルとしては特別なアルファ ロメオであることの証でもあるからだ。

アルファ ロメオのクアドリフォリオにまつわる物語は、1923年に始まった。豊かな経験と速さを持ちながら、不運に見舞われて大きなレースでは勝ちを逃してきたワークスドライバー、ウーゴ・シヴォッチが、白地に緑色の四つ葉のクローバーをあしらったマークをマシンに描き込んで、タルガ・フローリオに出場したのだ。そして過酷なレースの終盤に2位を走っていたシヴォッチはゴール直前にほんの僅かな運に恵まれ、総合優勝を手に入れることになった。

以来、クアドリフォリオは幸運のシンボルとして、ドライバーとマシンを守る護符として、アルファ ロメオのレーシングカーにあしらわれることになった。グランプリマシンによる世界戦で初勝利したときも、ル・マン24時間レースで4連勝したときも、F1グランプリの開催初年度に全勝を果たしたときも、スポーツカーの世界選手権でタイトルを獲得したときも、クアドリフォリオは常に一緒だった。

1960年代からは、レース出場のためのホモロゲーションモデルや高性能バージョン、スペシャルな限定生産車など、特別な市販車にもクアドリフォリオが刻まれることになった。現在のジュリアとステルヴィオのクアドリフォリオは、その末裔なのだ。

 

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