ミナーバの三和です。

昨日ラジエーターの交換を行ったアルファ156V6。もともと生産時に装着されていた純正ラジエーターはValeo製。そして今回使用した補修用部品も同じくValeoの製品です。

写真の下側、黒い方が漏れていたラジエーターで、上側のコアが銀色のものが今回交換した新品です。色が違うのは汚れているから･･･ではなく、オリジナルはコアが恐らく真鍮か銅でできていますが、新品の方はアルミコア。オリジナルにある縦方向に2本入っている補強（？）も新しいものには入っていません。そして写真では伝わらないのですが、持ってみると新品の方はオリジナルの２／３ぐらいの重さですね。

ラジエーターの性能は一般的に市街地では真鍮、高速ではアルミ製が優れていると言われていますが、正直なところ通常の使用ではそんなに違いはない感じがします。真鍮製は修理が利くとも言われていますが、このサイドタンクがカシメで付いているタイプは、コアとサイドタンクの間に入っているガスケットが供給されていないので、修理は現実的ではないですね。

軽量なことがアルミ製の補修用部品の利点であるとも言えないこともないですが、こうして並べてみるとコスト削減のための簡略化を強く感じますね。まぁ、新品が供給される限りは消耗品として交換してしまった方が修理するより安く上がるので、それでも良いような気もしますが･･･