ミナーバの三和です。

車検でお預かりしたアルファ・ロメオ159 3.2 V6 Q4。各部の点検をしているとステアリングのガタが感じられたので
「またか･･･」と思いながらステアリングラックのタイロッドを見てみると、やはりボールジョイントがサビサビに。
本来はブーツ内にグリスが充填されておりボールジョイントは常に潤滑されているはずなのですが、
ブーツを留めているバンドが良くないのか、グリスの質も良くないのか、油切れを起こしてサビが発生、
ボールジョイントが摩耗してガタが出始めていました。使用状況などに関係なく、159のほとんどの個体でみられるので、
ある意味持病というべきかも･･･

さらにエンジンクランクシールからのオイル漏れも発見しました。159ぐらいの世代になると時代的背景もあり
オイルや水などの交換が（機械として）適切に行われていないクルマが多い傾向が見られます。
また、コストダウンの影響で部品の耐久性も低下していたりも･･･。

結果としてそれ以前の世代よりも先に消耗してクルマが消えていく･･･なんてことにつながっているような気がします。
やはり適切な点検整備とオイル＆冷却水交換はクルマを長持ちさせる秘訣ですね。