ミナーバの三和です。

車検でお預かりしたアルファ・ロメオ155。
ずっと弊社でメンテナンスを承っておりますが、その走行距離はいまだ9000キロ！
オーナー様はまさに永久保存版として維持されている155なんです。

今や生産されていない白プラスティックのテンショナーに10年前の日付が入ったバッテリー。
前回のタイミングベルト交換は平成14年。15年も前です。

コレだけ見ると何も整備されていないクルマのように見えますが、実は違うんですね。
こちらのオーナー様は毎回の定期点検をキッチリと弊社で受けているんですね。

初めからずっと維持されていくことと、あまり距離を伸ばさないことはわかっていたので
それに合わせた整備と点検を行ってきたに過ぎないんです。
ベルト類のテンションも半年ごとの点検のたびに調整することにより、長持ちさせることができます。
また、あまり乗らないがゆえにバランスシャフトのベアリングが渋くなり、異音と振動が出たのでたのですが、
バランスシャフト自体は駆動しなくても走行には影響がないので、バランスシャフトの駆動ベルトは
かなり昔に取り外しました。

オーナー様の使用状況にや環境に合わせて適切な点検と調整を行っていれば
乗りっぱなしたよりもコストを抑えながらコンディションを維持できるんですね。