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930型ポルシェ911ターボ 燃料ホース総取り換え作業、経年劣化の点検は大切

メッツスピードの鞍貫です。

本日は、1986年式930型ポルシェ911ターボの燃料ホース総取り換え作業を進めています。

同世代のカレラモデルは既に電子燃料噴射装置(EFI)化され、安心、安定のシステムを導入されているのですが、

930ターボは往年のボッシュ製Kジェトロニックで制御されています。

このシステム、とても高い燃料圧力で制御しており燃料圧力こそが制御の要になっています。

しかし、販売開始から30年以上経過しホースのゴムもカチカチに硬くなり、ニップルとゴムのカシメも緩くなってきた個体が増えて来ております。

高い燃圧、漏れる部位にもよりますが漏れ始めたら高圧で霧化され、最悪走行中のエンジン熱で着火など恐ろしい事態も予測できてしまいますよね。

なので、最近当社では930ターボ入庫時は燃料ホースを点検し、未交換ならば交換をお勧めさせて頂いております。

ホースも数度の品番変更によりゴム質を変更したりして、現代のガソリンにも対応しているようですね。

交換序に燃料周りのコンディション維持作業も沢山出来てしまいます。

燃料ポンプの点検やフューエルディストリビューターの点検清掃、エアクリーナー交換、ブローバイ周りの点検清掃など今回もコンディション維持作業が沢山出来ました。

燃料ポンプは、定期的に交換している方は多いと思いますが、燃料ホースの点検も是非お忘れなく。

経年劣化ももちろんですが、本数もかなり多い為、まとめてサックリ交換をお勧め致します。

930ターボオーナー様は是非一度点検をお勧め致します。

 

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