ポルシェ944 S2 ラジエター交換作業、分かった意外なポイントは
メッツスピードの鞍貫です。
本日は1991年製、ポルシェ944 S2のラジエター交換作業を進めております。
エンジンルーム内から甘い香りがするとのお話で御入庫。
冷却水リークは決定だと判断したのですがリーク部位は最近増えつつあるラジエター。
944系のラジエターはアルミのコアを樹脂製のサイドタンクでサンドした形状です。
アルミと樹脂はゴムパッキンで機密を確保しているのですが、流石に経年劣化・・・ですね。
今回、ラジエター電動ファンからも異音がしていたのでまとめて交換させて頂きます。
数年前までは、日本でも純正OEMラジエターが簡単に入手出来ていたのですが、
近年入手が難しく純正部品だよりになっております。
で、久しぶりに純正部品を使ってみてビックリ。
写真の様にコアの厚みが減っています。
ただでさえ熱量の大きなエンジン、制御温度も高めです。
これで大丈夫なのだろうか?
疑問視して良く見ると、コアの目も変わっているし、材料も違う?感じがします。
サプライヤー側もメーカー側もテストは当然しているだろうし、少しでも軽量化?になりますね。
久しぶりの純正部品使用で新たな発見が沢山ありました。
ラジエターのパーツサプライヤー変更でOEM部品が手に入りにくい状態が続いていたのですね。
今回はラジエター、ラジエターのフィッテイングブッシュ、熱で歪んだ電動ファンシュラウド、電動ファン×2、ファンスイッチを交換。
ラジエター近辺をリフレッシュさせて頂きました。
ラジエター外した際、コアサポート周辺に溜まっていた泥や汚れも一掃でき気分もリフレッシュ。
組み上げて試運転後も適正水温で制御していたので、コアの厚みは大丈夫だったみたいですね。
これでまた元気に走れますね。
水冷エンジン系の方は、たま~に水回りの匂い点検、お勧め致します。
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