新型クラウン発売　内装／スペック／価格／コネクティビティを徹底解説

公開 : 2018.06.26 16:00

新型トヨタ・クラウンが、正式発表されました！　15代目は、460万6200円〜718万7400円という価格設定。注目は3年間無料の「Tコネクティッド」。スマホで車両の状態を確認したり、LINEでクラウンと仮想会話できます。画像37枚で解説！

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TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）に基づくプラットフォームの一新などにより優れたハンドリングを実現。

今回は新型カローラとともに披露された。クラウンの傍らに立つのは開発を担当したチーフエンジニアの秋山晃。

高い操縦安定性を獲得するため、クラウンとしては初となるニュルブルクリンクで実走テストが行われた。

これまでのクラウンとは異なるヨーロッパ調のデザインが特徴。

Gエグゼクティブ系にはノイズリダクション機能を備える18インチ専用ホイールが採用され、エクステリアでは3眼LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプを備え、ドアウインドウフレームとドアウインドウ下部にはステンレス製のモールが付く。

GとSグレードは、17インチでダークグレー・メタリックの切削光輝仕上げのホイールが特徴。ヘッドランプはバイビームLEDタイプ＋ LEDクリアランスランプとなる。

RS系はメッシュグリルに加えロアグリルにメッキモールを配し、ワイドで低重心に見せるデザインを採用。このほか専用の18インチ5本スポークホイール、リアスポイラー、4本出しテールパイプがポイント。

フロントマスクはアグレッシブなデザインに変更。RS系はロアグリルのトリムラインにモールを配し精悍に見せるデザインを採用。

リアのデザインはクラウンらしさを受け継ぐ。写真のRS系のテールパイプは4本出しになるのが特徴。

ロングノーズ、6ライト・ウインドウ、ルーフからリアエンドまで伸びるラインは、ヨーロッパの4ドア・クーペデザインを思わせる。

シンプルなラインで引き締まったスタイリングにより、クラウンは大きく若返ったといえる。

ライト回りはヨーロッパ車のトレンドに準じたデザインで、上級グレードでは3眼LEDヘッドランプとLEDクリアランスランプが備わる。

RS系には、リアデッキにクラウンのキャラクターを考慮して控えめなスポイラーが備わる。

ドアハンドルは日本人の体格にあった高さと角度にし、手にフィットする形状にされている。RSとG系はメッキタイプとなり、これ以外はボディ同色仕上げとなる。

トランク・スペースはクラウンの主たる購買層の要望が受け継がれ、ゴルフのフルセットを4組飲み込む広さがある。

インテリアは適度な包まれ感がありながら開放感も両立。2ディスプレイの採用によりダッシュ上面を低く抑えることにより実現。

シンプルながら上質な作り込みによる感触、質感、動き、音など、ヒトの五感に響く質感に拘って作り込まれている。シート表皮はグレードにより本革、ブランノーブ＋合成皮革、ファブリックが使用される。

クラウンにとって重要な部分である後席は、前席下の足入れスペースを拡大して居住性を高めている。

ダッシュ上に8インチ・ディプレイ、ダッシュ中央には7インチ・ディプレイを配し、ふたつを連携させたダブル・ディスプレイを採用して運転をアシスト。

スピードメーターとレブカウンターは、新規開発された先進技術により文字が浮き出るように見易く表現される。

GとSグレードのセンターコンソールとパワーウインドウ・スイッチ部分のトリムパネルは本杢調になる。

RSグレードのセンターコンソールとパワーウインドウ・スイッチ部分のトリムパネルはカーボン調を採用。

トップグレードに搭載されるV6 3.5ℓマルチハイブリッドは、エンジン出力220psにモーター出力180psを加え、パワーと燃費性能を高めEV走行領域も拡大。

シリーズの中核ユニットとして使用される直4 2.5ℓハイブリッド・エンジンは、高い熱効率と高出力を両立させたTNGAダイナミック・フォースを搭載。

エンジン出力184psにモーター出力143psと高パワーを得ながらJC08モード走行燃費は24.0km/ℓの優れた燃費性能を実現している。

ベーシック・レンジを担当するのは直4 2.0ℓ直噴ターボ・エンジンで、シリーズ中唯一の非ハイブリッド車。最高出力245psを発揮し、1650-4400rpmで35.7kg-mという厚いトルクを確保。

シャシーは基本から改められTNGAに基づくプラットフォームを新たに採用。パワートレインをより低位置に搭載するとともに、各部の高剛性化を実現。

フロント・サスペンションは新開発のマルチリンク式を採用し、リアもマルチリンクをキャリーオーバーし、正確でシャープなハンドリングを実現。

アルミ・ダイキャスト製のフロント・タワーアッパーが採用され、サスペンションを高剛性化することにより意のままにコントロールできる操安性を獲得。

新型クラウンにはTコネクティッドが標準で備わり、3年間無料で利用できる。ドライバーとつながるサービスは警告灯点灯時にコールセンターからアドバイスを受けられ、車両の対処が確認できる。

車載のDMCによる通信のほか、スマホのLINEマイカー・アカウントが用意され、クルマを降りた時でも様々なアシストを受けることができる。

LINEのトークでナビの目的地登録が行えるほか、ガソリン残量や天気などの情報が得ることが可能。

トヨタ・セーフティ・センス第2世代版ではPCSで夜間の歩行者や昼間の自転車を認識する。

レーダークルーズ・コントロール、レーン・トレーシング・アシスト、先行車発進告知、自動ハイビームが標準で装備される。

パーキングサポートブレーキ（PKSB）は静止物はもちろん、後方の接近車両や歩行者を検知し、衝突の可能性がある場合は警報と自動ブレーキが作動する。

エクステリアカラーは標準のブラック、シルバーメタリック、ダークブルーマイカのほか、顔料のアルミ片の向きを整えた滑らかな質感のプレシャスカラー（シルバー、ブラックパール、ガレナ／下左）とホワイトパール・クリスタルが有償オプションで用意される。

日本の色をテーマとしたボディカラーの紅（くれない／上左）、茜色（あかねいろ／上右）、夜霞（よがすみ／中左）、翡翠（ひすい／中右）、碧瑠璃（へきるり／下左）、天空（そら／下右）の6色を完全受注生産で用意。

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