ヒュンダイi30 1.6CRDi 110 アクティブ・ツアラー

■どんなクルマ?

ヒュンダイがこの3月にスマートな第2世代のi30を登場させた時点で、エステート・モデルが追加されることが決定していた。既に十分な広さを持つハッチバックよりも、更に広い荷室スペースを持つモデルである。

ツアラーのハッチバックよりも185mm長いボディは、ヘッドルームとリア・シートのレッグルームに余裕をもたせるだけでなく、シートを折りたたんだ状態で1642リッターという巨大な荷室スペースを生み出すことに成功してる。それは、Cセグメントでは最大級であり、ともするとDセグメントをライバルとしても十分なサイズである。

ヒュンダイUKのトニー・ホワイトオーンCEOは、i30の売上の15%がツアラーであると予想している。

エンジンは6つのラインナップがあるが、そのうち3台が英国には上陸する。118bhpの1.6リッター4気筒ガソリン、108bhpおよび126bhpの1.6リッター4気筒ターボ・ディーゼルだ。そのうち、108bhpのブルー・ドライブ・ディーゼルは、アイドリング・ストップ機構を持ち、110g/kmのCO2排出量と、22.7km/lの燃費を誇るパワーユニットだ。

■どんな感じ?

わらわれのテストしたのは低い108bhpのディーゼルだったが、いわゆるエコノミー・モデルのような感じはしなかった。エンジンは吹け上がりもよく、スポーティな感じがした。特に2000rpm以下から力強く中間加速を見せ、街中でも印象的なフレキシビリティを見せてくれた。0-100km/h11.8秒、そして185km/hの最高速という数値は、ファミリーカーにとっては十分な値だ。

このi30は、ヨーロッパのエンジニアリング・チームによって、ヨーロッパ市場向けに開発されたシャシーを持つ。乗り心地はややかためだが、ボディ・コントロールはよく、やっかいな路面の凹凸もよく吸収してくれる。何よりも静かに衝撃を吸収してくれ、ボディの剛性やクオリティも高い。

ヒュンダイがすべてのモデルに取り入れている3段階の可変サポートを持つ電動パワー・ステアリングは、ゴルフやフォーカスのスタンダートよりはぎこちないものの、ベストに近い部類に入った。また、ブレーキは軽く強力で、コントローラブルであった。

■「買い」か?

その競争となると厳しいのが現状だ。i30ツアラーを選ぶためには、VWゴルフ、フォード・フォーカスを負かすだけの強い何かがなければ駄目だろう。もし、あなたがそのスタリングを気に入るのであれば、その経済性も合わせてi30ツアラーは良い選択肢となろう。また、ヒュンダイの5年保障も大きな魅力となるはずだ。

もちろん、われわれにとって、ゴルフがクラス・リーダーであることには変わりないが、i30ツアラーはその良きライバルになる存在かもしれない。

(スティーブ・クロプリー)

ヒュンダイi30 1.6CRDi 110 アクティブ・ツアラー

価格 17,295ポンド(212万円)
最高速度 185km/h
0-100km/h加速 11.8秒
燃費 22.7km/l
Co2排出量 110g/km
乾燥重量 1326kg
エンジン 4気筒1582ccターボ・ディーゼル
最高出力 108bhp/4000rpm
最大トルク 35.4kg-m/1900rpm-2750rpm
ギアボックス 6速マニュアル

 
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