第7世代のBMW 5シリーズを初スクープ

公開 : 2014.12.13 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

2016年後半に登場する予定のBMW 5シリーズが、一般路上でテストされている風景を初めてキャッチした。

この5シリーズのプロトタイプは、初期のコンピュータ・シミュレーションを終えたばかりで路上に出されたもので、それと同時に厚いカモフラージュをされているがそのデザインも初めて明かされたこととなる。

そのスタイリングは、より大きな7シリーズからの影響が見て取れ、キドニー・グリルについては新しい解釈が採用されたようだ。BMWのボスは、そのスタイリングが、グラン・ルッソ・クーペ・コンセプトから大きな影響を受けているとコメントしている。

このBWMのミッドレンジを担うニュー・モデルは、新しいプラットフォームが使用され、エンジンはガソリン、ディーゼル、ハイブリッドの3種。また、新しい48ボルトのエレクトリカル・アーキテクチャーが使用されるのも特徴だ。

ミュンヘンのR&Dセンターの風洞で実験が繰り返されてきたボディ・デザインは、未確認情報ではあるが、Cd値が、225/55 17サイズのタイヤを履いた現行の520iの0.25を上回る0.24という数値を得ているという。

また、そのボディは、現行の第6世代の5シリーズ同様、サルーン、ツーリング、GTの3つが造られるようだ。特に、中国市場向けには、ロング・ホイールベース・バージョンも用意される。

この新しいプラットフォームはOKL(オーバークラス、あるいはラグジュアリー・クラス)と呼ばれるもので、5シリーズ、6シリーズ、7シリーズといった縦方向にエンジンを搭載するハイ・エンドBMWに使用されるもの。また、X5、X6、更には将来デビューが予定さているX7にも使われることとなるだろう。このプラットフォームは、ホイールベース、トレッドを変更可能なスケーラブルなものとなる。また、現行の520iの6速マニュアルの1595kgから重量は軽減されることとなる。主に、アルミニウム、カーボンファイバーの多用で重量を軽減するとともに、剛性アップも狙っている。

先述した48ボルト・エレクトリック・アーキテクチャーに関しては、まだ最終的なゴー・サインは出されていない模様。しかし、衝突防止、夜間警告システムといった高度な安全対策や、LEDヘッドランプの採用によってその電力消費量は増大しており、それに対応するためには必須とも言えるものだ。

エンジンは、伝統的に4気筒と6気筒が搭載される。2.0ℓ、3.0ℓのガソリンとディーゼルが用意される。トップ・モデルのトリプル・ターボ3.0ℓ6気筒ガソリンは、約400psという出力を誇る。

また、EUが2020年から計画しているCO2排出量の総量規制に対応するために、1.5ℓ3気筒ターボのガソリンおよびディーゼルの搭載も噂されている。しかし、BMWの上級役員によれば、最終的なエンジン・ラインナップの決定はされていないとう。但し、「5シリーズに3気筒エンジンが搭載される可能性がないわけではない。この、より効率的なエンジンを搭載することは、技術的にクリアできれば問題ない。特にディーゼルにおいては。しかし、ユーザーがそれを選ぶかどうかという確証も必要だ。」としている。

もし、BMWが5シリーズに3気筒ユニットの搭載を見送ったとしても、i8に採用されたようなカタチでのハイブリッドの搭載も考えられる。

BMWは、主にアメリカ市場向けには、4.4ℓのV8ユニットも当然考えている。しかし、これがヨーロッパ市場にもたらされるかは現時点では不明だ。

トランスミッションは、9速のZF製オートマティックと、6速のゲトラーク製マニュアルのどちらかか組み合わせられる。また、4WDのxDriveも当然ながら設定される。

なお、ハイ・パフォーマンス・モデルのM5は、2017年のデビューとなる予定だ。ツインターボを備えた4.4ℓのV8ユニットが引き続き採用されるが、燃焼効率の改善と共に、パワーも現行の570psから600ps程度までパワー・アップされる予定だ。

関連テーマ