アウディA3セダン1.8TFSIクワトロ 第1回

公開 : 2015.02.05 20:10  更新 : 2017.05.22 13:55

Audi A6に続き、1月21日よりレポートを開始したのがAudi A3 Sedan 1.8 TFSI quattroである。こちらも、DUNLOP WINTER MAXX 205/55R16サイズのスタッドレスを装着しており、この時期の甲府と東京の往復には何の心配もない。ボディサイズは全長4465mm、全幅1795mm、全高1390mmでオーソドックスなノッチバックの分、やや全長が長く、かなり堂々として見える。今回、試乗するのは、1798ccのDOHCインタークーラー付きターボチャージャー・エンジンを装備している1.8TFSI Quattroで、パワーは180ps/4500-6200rpmを発生する。この数値は、このサイズのセダンとしては、申し分のないパワーだと思われる。トランスミッションは6段Sトロニックで、デュアルクラッチにより、シームレスなシフトアップ、ダウンが可能だ。更には電子制御式多板クラッチで、トルクを配分するquattroシステムで雪道や凍結路でも、安全に走破することができるのである。

また、このA3には最新のインフォテイメントが導入されており、Audi Connectを利用してWi-Fiに最大8台のモバイルが使用可能になっている。ボディ・カラーは、真紅に近い鮮やかな色合で、このA3にとても似合っている。

1月29日
今日はキャピタル東急ホテルを基地とした、ベントレーの取材に随行だ。都内では、このA3は実に取り回しが楽である。まず第一にステアリングの操舵が軽く、しかも、適度にクイックで感触もとても良い。スイッチ類のタッチもしっとりとしていて高級感に溢れ、全体として好感触だ。都内のストップアンドゴーの連続でも、アイドリング・ストップの再スタート時のショックがやや大きい以外は不満はない。撮影で走った丸の内の石畳では、サスペンションのストロークが充分で、よく細かい路面の変化に追随してくれる。特に動画の撮影の際は助かった。

撮影終了の後は、夜、甲府へ向かう。実は翌日の予定だったが、天気予報は雪。無論、このA3であれば、quattroにスタッドレスなので走行に問題はないのだが、積雪量によっては通行止めも考えられ、その際はミーティングに間に合わない可能性もあり、前夜のうちに東京を後にした。中央道の100km/h程度の走行では、6速で2100rpmほどの回転数で、むしろ、スタッドレスの発するロードノイズのほうが耳につく。違法な領域に行かない限りでは、安楽で出来の良いインテリアの中で、心地良いサウンドを聞きながらのクルージングが楽しめた。翌朝は既にボンネットに雪が積もっており、判断が正しかったことを物語っていた。

text & photo:笹本健次 / AUTOCAR DIGITAL編集長

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