ロールス・ロイス・ゴースト・クーペ

公開 : 2012.08.01 13:46  更新 : 2017.06.01 01:01

ロールス・ロイスは新しいゴースト・ベースのクーペの最終テストをヨーロッパの路上で行なっている。このモデルは、史上最速のロールス・ロイスである。

新しいゴースト・クーペは、ゴースト・サルーンのターボ付き6.6リッターV12をチューンナップしたエンジンが搭載される。そのパワーは531bhpから600bhpにまで上げられている。トランスミッションはこれにZF製8速が組み合わせられ、後輪を駆動する。

パワー・アップされたエンジンに対処するために、タイヤ、ブレーキ、サスペンションがスポーツ向けのセッティングに見直され、エアロダイナミクスも改良されている。最高速度は、すべてのロールス・ロイスと同じリミッターで制限された250km/hだが、0-100km/h加速は、ゴースト・サルーンよりもかなり速くなるという。またそのシャシー・セッティングだがサルーンに比べて10mm低くなっている。

予想イラストからもわかるとおり、ホイールベースは標準的なゴースト・サルーンよりも短い。また、ファントム・ベースの2ドアと同様に、車高はサルーンに比べて60-70mm低い。ファントム・サルーンとクーペの比率が維持されるのであれば、ホイールベースは3295mmから180mm短く、全体の長さは200mm短い5200mmとなる。重さは200kg軽くなる2300kg程度となる予想だ。

ロールス・ロイスはこの新型クーペの名前については最終決定がなされていないというが、AUTOCARではシンプルにゴースト・クーペと名付けられるよりも、文字と数字の組み合わせになると考えている。

関連テーマ

おすすめ記事