フォルワーゲン・ゴルフGTI クラブスポーツ・コンセプトを発表

公開 : 2015.05.13 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

フォルクスワーゲンは、オーストリアで開催されるヴェルターゼ・チューニング・フェスティバルの開催に併せてゴルフGTI クラブスポーツ・コンセプトを発表する。

コンセプト・モデルといっても、来年にはショールームに並べられるモデルになる予定で、初代ゴルフが発売されてから40周年を記念するクルマとなる。

クラブスポーツは、現行のスタンダードなGTIに対し、エンジンのパワー・アップ、サスペンションのチューニング、そして内外のアップグレードが施される。

まだスケッチしか公開されていないが、そのボディ・キットはラジカルなもので、フロント・バンパーにはより大きなセンター・エア・ダクトが開けられ、ハニカムのグリルも与えられる。更には、フロント・ブレーキ冷却のためのベントも採用される。また、車高は落とされ、フロントにはハイグロスのスピリッターも備えられる。オリジナルのゴルフGTIをリスペクトしたハイグロスのドア・ミラー・ハウジングと、ドアの下の黒いグラフィックも特徴のひとつだ。

リアは、新しいスポイラーと、大きくデザインを変更されたリア・バンバー、そしてリア・ディフューザーとクロームのツイン・テールパイプが採用されている。ホイールは専用デザインの19インチがコンセプト・モデルには与えられているが、実施のプロダクション・モデルはスタンダードでは18インチになるという。

エンジンは、2.0ℓ4気筒ターボのEA888のままだが、そのパワーは標準で220ps、オプションのパフォーマンス・パックを付けても230psのスタンダードなゴルフGTIに対し、265psにまでチューニングがされているという。また、ブースト圧を瞬間的に上げるスイッチも付けられ、一時的に290psのパワーを使用することも可能だ。トルクは明らかになっていないが、35.7kg-mという値となりそうだ。

駆動方式はFWDで、トランスミッションは6速のDSG。そしてXDSディファレンシャルが装備される。また、従来の6速マニュアルも用意されるかも知れない。

フォルクスワーゲンは、45psのパワー・アップによって、パフォーマンスは当然ながら向上するとコメントしているが、現時点ではその値は公表されていない。

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