ル・マン24時間レース結果速報

公開 : 2015.06.15 22:50  更新 : 2017.06.01 02:09

第83回ル・マン24時間レースは、ポルシェの輝かしく、そして歴史的な大勝利で幕を閉じた。健闘に貢献したのはニコ・ヒュルケンベルグ。デビュー戦であったにもかかわらず、着実なレース運びで17回目という最多優勝記録を更新した。

文句のつけようのない完璧な走りをしたのは19号車のポルシェ919ハイブリッド。チームはル・マンのスター選手であるニック・タンディとルーキーのアール・バンバー、そしてニコ・ヒュルケンベルグという構成だ。

アウディ・スポーツの猛攻を前に、2ℓ V4ハイブリッドを搭載したマシンは復帰2年目にもかかわらずトップの座を手にした。

今年は、1970年にハンス・ヘルマンとリチャード・アトウッドが駆る赤と白のボディ・カラーを身に纏ったアイコニックなポルシェ917Kが初優勝してから45周年でもある。前回のポルシェの優勝はローレン・アイエロがドライブした1998年のことだった。

19号車はレースの半分以上をリードし、空が朝焼けであかね色に染まるころには前回の優勝者であるティモ・ベルンハルトとマーク・ウェバー、ブレンドン・ハートレーが駆る917のトリビュート・カラーに塗られた17号車と2分あまりの差をつけていた。

この時アウディのR18 e-トロン勢は様々なトラブルに悩まされたいた。トヨタも同様に2014年時の勢いは失われていた。

ポルシェがアウディやトヨタなどの主要ファクトリーにアドバンテージを見せつけたのは週の始めごろから。ニール・ジャニが叩きだした3分16.877秒という数字は、ストレートにシケインが設けられ現在の全長になって以来の最速タイムだ。

しかしながら本番では7号車のR18 e-トロン・クワトロを駆るアンドレ・ロッテラー、マルセル・ファスラー、ブノワ・トレルイエがポルシェ勢に迫った。一時はアウディ勢がトップに躍りでることもあったが、3回目のピット作業直後に7号車がパンク。ここで再びポルシェ勢がトップに返り咲いた。

この後アウディ勢のロイック・デュバルが駆る8号車がインディアナポリス・コーナー手前で激しくクラッシュ。4分以内という驚くべくスピードでリペアされたものの、破損したガードレールを修復するためにセーフティー・カーが入ることによりポルシェとの差はさらに開いた。

昨年のチャレンジャーであったトヨタ勢は、前回のようなペースを終始つかめず。2号車が6位、1号車が8位にという結果に終わった。

フロントにエンジンを搭載した日産GT-R LM NISMOはトラブルが相次ぎ21号車/23号車がリタイア。22号車が40位にとどまった。

一方、日産のエンジンを大半のマシンが使用するLMP2クラスでは、リチャード・ブラッドリー、マシュー・ハウソン、ニコラ・ラピエールが所属するKCMGのオレカ05が入賞を果たした。

ヤン・マグヌッセンが駆るC7.Rがポルシェ・カーブで激しくクラッシュし、スペア・シャシーが無いことにより本番が戦えないというタフな1週間ではあったが、GTEプロ・クラスではシボレー・コルベットが輝かしい勝利をおさめた。クラス2位はAFコルセのフェラーリ458イタリアだった。

LM GTE Amクラスは終盤で98号車のアストン・マーティン・レーシングがコース・アウト、リタイヤ。2位だったSMPレーシングの458イタリアが繰り上がりでチェッカー・フラッグを受けた。
 


2015ル・マン24時間 決勝レース結果

1 N.ヒュルケンベルグ 
E.バンバー 
N.タンディ
ポルシェ919ハイブリッド
2 T.ベルンハルト 
M.ウエーバー 
B.ハートレー
ポルシェ919ハイブリッド
3 M.ファスラー 
A.ロッテラー 
B.トレルイエ
アウディR18 e-トロン・クワトロ
4 L.ディ・グラッシ 
L.デュバル 
O.ジャービス
アウディR18 e-トロン・クワトロ
5 R.デュマ 
N.ジャニ 
N.リーブ
ポルシェ919ハイブリッド
6 A.ブルツ 
S.サラザン 
M.コンウェイ
トヨタTS040ハイブリッド
7 F.アルバカーキ 
M.ボナノミ 
R.ラスト
アウディR18 e-トロン・クワトロ
8 A.デイビッドソン 
S.ブエミ 
中嶋一貴
トヨタTS040ハイブリッド
9 M.ホーソン 
R.ブラッドレー 
N.ラピエール
オレカ05ニッサン
10 S.ドラン 
M.エバンス 
O.ターベイ
ギブソン015Sニッサン

関連テーマ

人気テーマ

おすすめ記事

 

人気記事