ロールス・ロイス・ファントムは今年で生産中止

公開 : 2016.02.24 22:10  更新 : 2017.06.01 01:37

ロールス・ロイスファントムは今年の終わりで生産を終え、2018年に次世代のラグジュアリー・サルーンとして生まれ変わる用意をする。

生産の終了に際し、ロールス・ロイスのCEOであるトルステン・ミュラー・エトヴェシュは、ファントム・クーペとファントムdhcモデル共に中止されることを確認している。

クーペの中止は容易に理解できるし、dhcのカタログ落ちも合理化の一部として受け止めることができる。事実、現在のラインナップでは出たばかりのドーンがコンバーチブルとして存在するし、クーペを探しているユーザーにはゴーストとレイスが存在するからだ。

ファントム・コンバーチブルは2007年に、dhcは2008年に登場したモデルで、今年11月には最後の50台としてファントム・ゼニスが生産されることも決定している。このファントム・ゼニスは、そのほとんどが世界中のロールス・ロイス・コレクターにわたることになるだろうモデルで、専用のインストルメント、スピリット・オブ・エクスタシーのフィギュア、レーザー・エッジのアームレストなどが専用装備だ。ファントム・ゼニスは、お金を詰めば買えるというモデルではなく、これまでそのユーザーがロールス・ロイスに深い関わりがあったかなどを審査して購入者が決定されるという。

次世代のファントムは、新しいオール・アルミニウム・アーキテクチャーとなる予定で、すでにテストが行われている。この新しいオール・アルミニウム・アーキテクチャーを採用する最初のモデルはSUVであるカリナンである。このアーキテクチャーは、ハイブリッド・パワートレインを搭載することもできるのが特徴のひとつだ。


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