アルペン・クラシックカー・ラリー 2016
2016.10.28-30
日本でヒストリックカー・ラリーといえば、いわゆる線踏みとよばれる指定された区間を規定タイムで走るものが主となっているのはご存知のとおり。そんな中で、WRCに代表されるスペシャル・ステージ(SS)でタイム競う本格的なターマック・ラリーを日本で再現したのがアルペン・クラシックカー・ラリー(ACCR)だ。ちなみにラリーは、SSのタイムと、ロードセクションなどのペナルティ・タイムを合計して順位が決定される。
アルペン・クラシックカー・ラリーの大会会長は、WRCを始めワールドワイドに活躍し、現在は全日本ラリーを闘うラリードライバーの新井敏弘氏が務め、ルートの選定から競技内容、レクチャーまでを行い、本場と変わらぬ本格的な内容が特徴だ。
今年も3日間の日程で行われ、1日目はアークヒルズのカラヤン広場に集合しドライバーズ・ミーティングを行ったのち、午前9時に1号車がスタート。まずはみなかみ町のサイクルスポーツセンターを目指した。ここで昼食を済ませた後に新井敏弘氏による講習とレッキ、タイムトライアルを行い、まずは実戦を前に足慣らしを兼ねた最終確認を行った。そののち、ベースとなるホテル・グリーンプラザ軽井沢へ移動した。
2日目は走りに徹したプログラムが組まれ、午前中に妻恋エリアで3本のSSが行われた。昼過ぎに一度サービスパークに戻り、車両のメンテンスとランチタイムとされた。午後も濃密な内容で3本のSSが用意され、激しいタイムアタックが繰り広げられた。16時5分に始まったSS5から夕闇が迫り、16時53分からのSS6ではナイトステージとなり、本場のラリー・シーンを思わせる光景が広がった。
最終日となる3日目は朝8:30にパルクフェルメをスタートし、午前中に4本のSSにアタックした。昼過ぎにホテル・グリーンプラザ軽井沢に戻ったところで、競技は終了となった。このあとはアークヒルズのカラヤン広場を目指して、静々とトランスポーテーション・ランとなる。
カラヤン広場に全車到着したところで表彰式が行われ、2016年大会はポルシェ911を駆った猪田/萩原組が2位に53.7秒の差をつけ優勝を勝ち取った。このほか昨年から設けられた1975年から1989年までの輸入車が参戦できるオープンクラスでは、ランチア・デルタHFで参加した秋田/松岡組が優勝を飾った。
本格的なターマック・ラリーを日本で再現した、唯一の存在であるアルペン・クラシックカー・ラリーは、5回の実績を重ねてきたことから着実に成長を遂げていた。走りを愛するクラシックカー・ファンはもちろん、ラリー・ファンにとって、これからも見逃せない注目のイベントだ。
今年も集合/スタート・ポイントはアークヒルズのカラヤン広場だ。
今回はフランク・ミュラーがメインスポンサーになった。
午前9時になるとゼッケン順にカラヤン広場をスタートした。
みなかみ町のサイクルスポーツセンターでラリー前の講習が行われた。
講習会では座学のほか、本番に備えてレッキの方法を実習した。
続いてタイムトライアルが行われ、感触を掴みながら足慣らしを行った。
往年の姿を思い起こされる素晴らしい仕上がりのポルシェ914/6。
ウェット路面ながら全速で駆け抜けるランチア・フルヴィア・ラリー。
ゼロカーには大会委員長で現役ラリーストである新井敏弘氏が乗った。
各日とも朝にドライバーズ・ミーティングが行われ、注意点が伝えられた。
夕闇が迫る中をライトオンで駆け抜けるポルシェ911。
2日目の最終SSはナイトステージとなり、最高の雰囲気となった。
ドライバーは大変だが夕刻のウェット路面は絵になるシーンだ。
条件が悪くなると侮れないパフォーマンスを見せるのがミニだ。
追い上げ車はフォード・エスコートMk-IIを使用し雰囲気を盛り上げた。
本気のラリーだからこそ、安全装備は最新のものを使用する。
日本では馴染みのないBMW2002のラリーカーは、隅田組がドライブ。
当時タフなラリーで活躍したボルボ123GTもACCRに姿を見せた。
全プログラムをこなし、アークヒルズのカラヤン広場に無事帰着。
表彰式を終えて、参加者全員で記念撮影を行い2016年大会の幕を閉じた。





















