7代目シボレー・コルベット・スティングレイ

公開 : 2013.01.15 21:00  更新 : 2017.06.01 01:44

7台目となるシボレーコルベットがデトロイト・モーターショーで初披露された。

その最も強力なバージョンは、450bhpの6.2リッターV8を搭載したスティングレイで、一部カーボンファイバーを使用したアルミニウム構造と、7速マニュアル・トランスミッションを持つ。また、スティングレイの名前も1976年以来復活した。

新しいコルベットは、長さ4495mm、幅1877mm、高さ125mmで、そのスタイルは、一見してコルベットを解るものだ。

スティングレイのエンジンは、450bhpの直噴LT1で、62.2kg-mというピーク・トルクを1000rpmから4000rpmの間で発生する。ギアボックスは、前述の7速マニュアルのほか、パドルシフトを持つ6速オートマティックが組み合わせられる。このオートマティックは、回転を自動的に合わすレブ・マッチ・システムが搭載される。

そのパフォーマンスは明らかにされていないが、0-96km/h加速は4.0秒未満となるはずだ。

また、このスティングレイには5つのドライブ・モード・セレクターが装備される。ウェザー、エコ、ツアー、スポーツ、そしてトラックの5つで、スロットル・レスポンス、ステイリング・アシスト、トラクション・コントロールなどを12の要素を変更することができるというもの。

新しいボディは、C6に較べて45kg軽いが、57%強度が上がっているという。カーボンファイバー製のボンネットと取り外し可能なルーフだけでも17kg軽量化を果たしているという。

まだシボレーはその重量を発表していないが、1400kg以下になることは確実だ。

サスペンションは、フロントがダブル・ウィッシュボーン、リアがトランスバースのリーフ・スプリングという組み合わせ。これ自体はC6から受け継ぐが、あらゆる面で見直しを受けているという。

シャシーは25mm長くなったホイールベースと、広くなったトレッドなどが特徴だが、最も大きな変化は、その前後の重量配分が50:50になったことだ。これにより、ドライビング・パフォーマンスは大きく向上しているという。

また、ダイナミックなシャシー性能は、オプションのZ51パフォーマンス・パッケージで更に協力になる。このパッケージは、マグネティック・ライド・コントロール、電子制御のリミテッド・スリップ・デフ、エアロ・パッケージと、向上した冷却システムを持つ。

インテリアも2台の8インチ・タッチスクリーンパネルを始め、本革、カーボンファイバー、アルミニウムで構成されたトリムが高いクロリティをもたらしている。またシートもマグネシウム・フレームの採用で、重量を減らすことに役だっている。

価格は50,000ポンド(716万円)からと予定されている。

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