輸入車販売 昨年30万台超え 過去何番目の成績? 「2017年12月に売れたインポートカー」

2018.01.19

恒例の新車販売クイズです。2017年の外国メーカー車の新規登録台数が、「30万台」を超えました。過去の記録で、何番目の台数でしょうか?

Q:30万台超えを記録した2017年の外国メーカー車の新規登録台数。過去何番目の台数?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

A:2番目。過去最高だった1996年の約32万台に次ぐ好記録。

登録車に占める輸入車のシェアも9.0%と高水準を成し遂げた。

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日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた12月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比4.6%増の3万1493台と5カ月連続でのプラスを達成。日本メーカー車含でも同5.5%増の3万5334台と、5カ月連続で前年実績を上回った。この結果、2017年の外国メーカー車の新規登録台数は前年比3.7%増の「30万6088台」となり、2年連続での前年超えを記録。

また、30万台超は1997年以来20年ぶり、しかも過去最高だった1996年の約32万台に次ぐ2番目の好成績を残した。登録車に占める輸入車のシェアも、9.0%と高水準を維持する。

輸入車市場の動きについてJAIA関係者は「12月の外国メーカーの新車販売は好調を維持するドイツ・ブランドに加え、フランスやイタリアなどのブランドも好成績を記録し、全体として登録台数を伸ばした。価格帯別では400万円以上1000万円未満が好セールスを維持。また、ディーゼル車の販売も堅調に推移している」と分析。


「2017年を通してみると、景気の回復傾向が追い風となり、外国メーカー車で30万台を超す新規登録台数を記録した。各ブランドが積極的に新型車を投入したこと、排出ガス規制不正問題の影響からフォルクスワーゲンアウディが立ち直りつつあること、ドイツ以外のブランドも健闘したことなどが、数字を伸ばした要因。クルマとしてはSUVやディーゼル車のカテゴリーが好調。価格帯別では400万円以上1000万円未満がとくに成績を伸ばした」と明示した。

今後の見通しについては「2018年も各ブランドが新型車を精力的に導入する予定なので、景気の回復基調が続けば好セールスを維持できる可能性は十分にある。SUVモデルやディーゼル車のほか、新しい環境対応車もシェアを伸ばしていくだろう」と解説した。

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