クォロスGQ3、3モデルをジュネーブで発表

2013.02.15

イスラエルと中国のタイアップ・メーカー、クォロスは、来月のジュネーブ・モーターショーで3つのモデルをいよいよデビューさせる。

そのうち、クォロスGQ3サルーンは、今年後半から実際に生産が行われるモデルだ。そして、それと同じまったく新しいプラットフォームを使用したエステートとクロスオーバー・モデルも同時に発表が行われた。

そのエンジンは、3気筒または4気筒のガソリン・エンジンで、ハイブリッドも用意されることになる。実質的にエンジンを開発したのはオーストリアのマグナ・シュタイアだ。

ちなみに、クォロスには多くの役職者が様々なメーカー経験者が集まってきている。その出身メーカーは、ボルボ、BMW、ジャガー・ランドローバー、そしてサーブなどだ。

クォロスGQ3サルーンは、長さが4600mm、幅が1840mm、ホイールベースが2690mmと、フォルクスワーゲン・ジェッタに近いサイズだ。中国のCセグメント・サルーンの市場は、年間700万台といわれている。クォロスは、その中でも大きな都市圏に住む25歳から35歳までの層を狙うと、セールス&マーケティング・ボス、ステファノ・ヴィランティは語ってくれた。

このクォロスは、当然輸出も考えられているが、アメリカ向けに輸出するかどうかはまだ決定していない。またライトハンダーを造るかどうかも経営陣によって検討されているところだという。また、このGQ3の次には、パサート・サイズのSUVも既に設計図を書き始めているという。

クォロスは、このGQ3をEuroNCAPの5スターを獲得する方針だ。それほどまでに安全性には自身があるということ。

その生産は、生産が始まってから2年目には年間150,000台にしたいと目論んでいる。そのための工場も、上海の160km北に建設中だ。この工場は、最大年間250,000台の生産能力があるという。クォロスは、長期的には年間450,000台の販売を目指している。

ヨーロッパ市場を狙ったGQ3エステートは、サルーンと同じリア・ランプとバンパーを持つモデルで、ブート・スペースはサルーンよりも50ℓ多い500ℓとなる。

GQ3クロスオーバー・ハッチバックは、サルーンやエステートとは異なるユニークなリア・エンドとよりスタイリッシュなフロント、リア・バンパーを持ったモデル。リアのオーバーハングは短い。ドライバーは、シート・ポジションで20mm、サスペンションで60mm、合計で80mm高いドライビング・ポジションを得ることになる。

クォロスは、そのコクピットにスマートフォン・ドッグを備え、8インチのタッチ・スクリーンを備える。そのオペレーションは2本指のスワイプで操作が可能というもの。

エンジンは3気筒、4気筒、それぞれ2つのチューニングが用意される。

1.6ℓ4気筒は、124bhp、15.7kg-mのノーマル・アスピレーション版と、156bhp、21.4kg-mのターボ版。3気筒は共にターボ付きで124bhpの1.2ℓと、156bhpの1.4ℓだ。

アイドリング・ストップはヨーロッパ・モデルにのみ付けられ、6速ゲトラーク・マニュアル・ギアボックスまたは7速DSGが用意される。

ディーゼル・エンジンは現時点ではメニューにはない。また、ハイブリッド・モデルは、4×4となり、後輪に67bhpのモーターが付けられる。エンジンは1.2ℓの3気筒で、モーターは1.9kWhのリチウム・イオン・バッテリーによってパワー・デリバリーが行われる。ハイブリッドは、0-100km/h加速7秒で、20.0km/ℓの燃費を持ち、モーターのみで5kmの航続距離を持つ。このハイブリッド・システムは、アメリカのアクスルとサーブによって開発されたものだ。もともとはサーブ9-3に搭載される予定のものだったが、サーブが倒産した後、クォロスがそのテクノロジーを買い取ったのだ。

元BMWミニのデザイン・チーフであったガート・ヒルデブラントによれば、クォロスのデザイン言語は「ソリッドで時間に限定されないもの。そして、ファッション的な要素も、ギミックもなく、それでいて強い印象をもたらすデザイン。」だという。

クォロスは、中国の自動車会社、チェリーと、イスラエルの投資会社が50:50の割合で出資した会社だ。チェリーは、ヨーロッパの安全基準を満たすモデルを生産する新しい会社を作りたがっていたが、単独ではそれが難しいと判断したようだ。

 

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