世界初 3Dプリンターで作ったクルマ 2019年にデビューへ

公開 : 2018.03.23 10:50

ほとんどの生産を3Dプリンターで行ったクルマが2019年に登場予定です。この技術により、クルマの生産工程で発生する廃棄物が削減され、環境負荷の低減も可能とのことです。大手自動車メーカーも3Dプリンター導入を進めており、ますますその適用範囲拡大が予想されます。

もくじ

3Dプリント技術 環境負荷軽減も
3Dプリンター拡大は「当然のトレンド」

3Dプリント技術 環境負荷軽減も

来年には世界で初めて3Dプリンターによって製作されたクルマが見られるようになりそうだ。そして、このクルマのメーカーによれば、3Dプリンターによるクルマ作りは、すべての産業に影響を及ぼす「必然的な」変化の前触れだという。

中国企業のポリメーカーと、イタリアに拠点をもつ自動車メーカー、X Electrical Vehicle(XEV)が作り出す、スマートほどの大きさをもつ「LSEV」なるこのクルマは、積層によってパーツ製作を行う3Dプリント技術によってその生産のほとんどが行われる。

通常の方法で生産されるのは、シャシー、ガラス製ウインドスクリーンやタイヤといった少数のコンポーネントのみだ。つまり、多くの3Dプリンターで作られた製品同様、このクルマの生産過程で発生する廃材の量を驚くほど削減できるということであり、ポリメーカーのトップであるジャオファン・ルオは「さらに多くの自動車メーカーが3Dプリント技術の導入を検討することになります」と話している。


3Dプリント技術によって、クルマで使用されるプラスティック部品の数も、通常の生産方法で作り出された場合の2000から、わずか57へと削減可能であり、車両生産が環境に与える影響を著しく減らす手助けとなる。

LSEVのプロトタイプが明らかにしたそのパフォーマンスは、航続距離150km、最高速度69km/hとされている。さらに車重はわずか450kgであり、スマート・フォーツーの約半分だ。