コラム&エッセイ

2017.09.10

社会人1年目、ポルシェを買う。

[編集部より]

こんばんは。「社会人1年目、ポルシェを買う。」の上野太朗です。ポルシェに乗っていたら、「空冷ポルシェ」という言葉は(あまりにも)よく聞くキーワードのひとつだと思います。ううむ、いったいどんなものなのだろう。禁断の(?)領域に、ふと興味が湧いてきてしまいました。

第54話:空気でエンジンを冷やすポルシェに興味がでてきた。

今回は2ページ構成です。本文の下の「next page」を押して、つぎのページへ進んでください。

 

photo:@masamaxy

「空冷ポルシェ」という避けては通れぬ(?)存在

車検が(お金のモンダイ以外)
大きなトラブルなく終わったことで、
心なしかシャカイチ号もほっとしているように見える。

嵐の前の静けさではないか?
などと勘ぐってしまうのは、日頃、
慌ただしいクルマ生活を送っているからなのだろう。

一方で、すこし心に余裕がでると、
周りのクルマが気になってしまう。

買えもしないのに、
中古車サイトを見る頻度が増すのも、
だいたいそのようなタイミングである。

ぼくが最近、中古車サイトで
ぼんやりと見るともなしに見ているのは
やはりポルシェで、
なかでも空冷ポルシェは常に気になる存在だ。

空冷ポルシェのバブルのような値上がりは、
落ちついてきているように感じる。なんとなく。

だからといって、ぼくに買えるわけはありもせず、
あくまで「夢想」のために指をくわえて眺めている
といった程度だ。

とりわけウットリしながら眺めているのは、
930型の911。理由? なんとなくである。
かっこいい理由がツラツラと書けるといいのだけど、
ごめんなさい。あくまでなんとなくです。

夢のガレージにならぶ、新旧ポルシェやフェラーリ…。

こういった夢想は
身近な体験をベースに構築されるもので、
ぼくの夢想は笹本編集長がのガレージがベースになる。

頭のなかに笹本編集長のガレージが浮かびあがる。
入り口のチェーンをさげて、建物のよこにまわる。
扉をあけてガレージを見て回ると手前にアレがあり、
そのとなりにはアレが幌をあけたまま停まっている。
壁には、あまたのラリーに参戦したゼッケンが
びっしりと(スペースが足りずにときには重ねて)
貼られている。ハードトップも掛けられている。
そして奥には白い930が息を潜めてとまっている。

とまっている! そうだ! 思えば近くにあった!

困ったもので、夢想に歯止めが効かなくなってくる。
よしあした会社にいったらストレートに聞いてみよう。

「笹本さん!
 930、ちょっとぼくに貸してください!」

いやそれはいくらなんでもストレートすぎるか。
そんなことを考えているうちに、眠りにおちた。

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AUTOCAR JAPAN 編集部 上野太朗

1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測という、いわばエリート・コース(?)を歩む。学生時代はフィアット・バルケッタ→ボルボ940エステート→アルファ・ロメオ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ・ロメオ156(V6)→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かした。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。