ポルシェ・ミッションE、2020年に日本発売 25年、全モデルの50%を電動化

公開 : 2018.05.28 16:30  更新 : 2021.10.11 14:43

本日、ポルシェ・ジャパンは、初のEVである「ミッションE」を2020年に国内発売すると発表しました。他にも電動化に力を入れており、PHEVのシェアは現在までで30.0%まで拡大。2025年には、全モデルの50%を電動化することを目標としています。

text:Taro Ueno(上野太朗)

ミッションE、国内発売は2020年

本日、ポルシェ・ジャパンは、「ミッションE」を2020年より日本発売することを発表した。ポルシェ70周年にちなみ、70名の媒体関係者を招待した発表会での公表であった。

ミッションEは2015年のフランクフルトモーターショーで初めて発表された。2015年からル・マンを3年連続で制した919ハイブリッドや918スパイダーのテクノロジーを受け継いだコンセプトとして公開され、今年のジュネーブモーターショーでは、CUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)の派生版、「ミッションEクロスツーリスモ」が公開された。

4ドア、4セパレートシート、600ps(440kW)のシステム最高出力、500kmを超す最大航続距離(NEDC準拠)、0-100km/h加速=3.5秒以下というのがミッションEの数値面におけるハイライト。

2025年までにモデルラインナップの50%を電動化するという目標の一環としてデビューを控える。

1900年のパリ万博で発表された世界初の走行可能なHV「ローナーポルシェ」をはじめとし、918スパイダー、カイエンパナメーラS E-ハイブリッドなど電動化に積極的に取り組んでおり、PHEVシェアの拡大は14.7%(2016年)→14.5%(2017年)→30.0%(2018年本日に至るまで)という推移だ。

パナメーラにおけるPHEVのシェアは2018年第1四半期において60%に達している。

記事に関わった人々

  • 上野太朗

    Taro Ueno

    1991年生まれ。親が買ってくれた玩具はミニカー、ゲームはレース系、書籍は自動車関連、週末は父のサーキット走行のタイム計測というエリート・コース(?)を歩む。学生時代はボルボ940→アルファ・スパイダー(916)→トヨタ86→アルファ156→マツダ・ロードスター(NC)→VWゴルフGTIにありったけのお金を溶かす。ある日突然、編集長から「遊びにこない?」の電話。現職に至る。

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