次期フォード・モンデオには、1.5ℓの4気筒エコブースト・エンジンを搭載することとなる。この新しいパワートレーンは、今月後半の上海モーターショーで発表される予定だ。

新しいエンジン・ラインナップはまだ確定していないが、1.0ℓ3気筒エコブーストと2.0ℓのガソリン・ハイブリッドと共に、この新しい1.5ℓ4気筒エコブーストが当初から選択可能だとフォードのスポークスマンは語っている。

今月中にもフォードは中国市場向けのモンデオにはこの1.5ℓエンジンと投入し、続いてアメリカ市場向けのフュージョンと、そしてヨーロッパ市場向けのモンデオに随時投入していく。

この新しい1.5ℓ4気筒エコブーストの投入によって、フォードのエンジン生産能力は年間160万基まで上がる。このエンジンは、まずはルーマニアのクラヨーヴァ・アッセンブリー工場で生産される。

1.5ℓ4気筒エコブースト・エンジンは、他のエコブーストと同じようにダイレクト・インジェクション、バリアブル・バルブ・タイミングそしてターボチャージャーを持つ。1.0エンジン同様統合されたエグゾースト・マニフォールドを持ち、また、コンピューターによってコントロールされたベルトドリブンのウォーターポンプのクラッチを持つ最初のフォード・エンジンとなる。パワーは148bhp、トルクは24.5kg-m程度で、燃費とCO2排出量は1.6ℓのエコブーストと同程度となる。

特にフォードは、1.5ℓ以下のエンジンに税制上の優遇がある地域にむけてこのエンジンを戦略的に投入していく予定だ。