メルセデス-AMG GTブラックシリーズ 公道テストを目撃 2020年発売

公開 : 2019.05.06 22:35

2020年に発売予定のAMG最強モデル、GTブラックシリーズの公道テストが目撃されました。GT Rプロにも似たアグレッシブなエアロを纏い、その最高出力は640ps超になると予想されています。911 GT2 RSにも対抗できるモデルになるでしょう。

サーキットでの速さを追求

メルセデス-AMG史上最速となる、GTブラックシリーズの発表を来年に控え、公道テストが目撃された。AUTOCAR英国版の読者であるペドロ・ロペスが撮影した画像からは、先日発売されたAMG GT Rプロと同様の大型リアスポイラーが装着され、低くワイドなスタンスが確認できる。

このモデルは2020年中盤に登場することがニューヨーク・モーターショーでトビアス・ムアーズCEOによって確認されている。「ワンを除いてAMG史上最速のモデルになるでしょう。最高速ではなく、ラップタイムについてです。ドライバビリティが最重要ですが、ラップタイムとのバランスも重要です」と彼は語る。

このモデルの存在は2016年に初めて明かされ、4.0ℓV8をさらにチューンして640ps超になると見られている。これは現行のGT4ドア・クーペを参考にした数値であり、GT RやGT Rプロの585psを上回ることは確実だ。ムアーズは「われわれの隣人にとって手強い相手となるだろう」と発言しており、このカテゴリーで最強の座についているポルシェ911GT2 RSを意識していることが伺える。

パワーアップだけではなく、シャシーや空力にも多くの改善点がありそうだ。車重はGT Rプロと同等もしくは若干軽量化され、1575kg程度になると見られている。2020年にこのモデルが発売されれば、2013年に発売されたSLS以来7年ぶりのブラックシリーズ復活となる。

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