フェラーリ308オーナーの祭典 308ミーティング 14th 2019 今年は岐阜県で開催

公開 : 2019.11.20 05:50  更新 : 2021.10.11 09:27

フェラーリ308ミーティングが、岐阜県土岐市で行われました。クラブ308の恒例となった年次イベント、天候にも恵まれ、各地からオーナーが集結。写真26枚でレポート。

フェラーリ308だけのミーティング

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

日本でフェラーリが趣味の対象となるにつれ、オフィシャル公認のフェラーリ・オーナーズ・クラブ・ジャパンのほか、モデルごとのオーナーズ・クラブが設立されている。

同じモデルを所有するオーナー同士が集うクラブは、より突っ込んだコアな活動ができるのがメリットだけに、いまでは数多くのワンモデル・クラブが存在する。

2019年の308ミーティングは岐阜県土岐市にある「セラテクノ土岐」を舞台に開催された。
2019年の308ミーティングは岐阜県土岐市にある「セラテクノ土岐」を舞台に開催された。

こうした流れの中で独自の活動を続けているのがクラブ308で、その名の通りフェラーリ308 GTB/GTSと308 GT4(208も含む)だけのワンファミリー・オーナーズ・クラブで、全国にメンバーが存在する。

しかし他のクラブと大きく異なるのは会則や会費がないことで、308のオーナーであることだけ。通常はウェブ上でメンバーの交流が図られ、メンテナンスやトラブル、パーツの相談などで活動してきた。一方でリアルのクラブ年次イベントとして開催されるのが、年に1度の308ミーティングなのである。

2019年は岐阜県で開催

308ミーティングは2006年にスタートして以来毎年会場を変えて開かれ、各地方のオーナーに参加し易くされているのが特徴だ。

昨年は静岡県の朝霧高原で行われ、2019年は岐阜県土岐市にあるセラテクノ土岐の駐車場を舞台に開催された。

素晴らしい天候に恵まれ、モダンなデザインが特徴のセラテクノ土岐の前に308が並べられた。
素晴らしい天候に恵まれ、モダンなデザインが特徴のセラテクノ土岐の前に308が並べられた。

今回の場所は首都圏から遠かったこともあり関東勢の参加は2台だけ。その代わり関西以西や北陸エリアからの参加もあり、あらたなオーナーの輪を広げた。

地元東海エリアのオーナーのほか首都圏や関西地区に加え、広島、香川、富山、金沢からの参加もあり、15台の参加を数えた。初期のFRPボディからスティール・ボディ、クアトロ・ヴァルヴォーレまで各タイプと、308 GT4とほとんどのタイプが並んだ。

今回のニュースは若手308オーナーが2人も参加したことで、愛車の車齢より若い24歳と25歳のオーナーには、ベテランから暖かいアドバイスが贈られたのが印象的だった。

オーナー同志の歓談がメイン

ミーティングは開会のあいさつに続き、参加者の自己紹介や近況報告のあとはフリータイムに。

同じモデルに乗るオーナー同志だけに突っ込んだ情報交換をしたり、気になるタイプのオーナーに質問したりと、静かながらディープな話題で盛り上がり、この上ない充実した時が流れていた。

日本の中央といえる場所で開かれたことから、北陸や四国からの参加を数えた。全員揃って記念撮影。
日本の中央といえる場所で開かれたことから、北陸や四国からの参加を数えた。全員揃って記念撮影。

昼食後は数少ないアトラクションであるじゃんけん大会が行われた。参加者が持ち寄った308がらみのパーツや地域の名産品など様々だが、賞品を賭けて大いに盛り上がっていた。

その後中締めとなったが歓談は続いていたことからも、純粋にフェラーリを楽しむオーナーズ・クラブの神髄を見ることができた。

15回目となる2020年の308ミーティングは西日本のオーナーに向けて淡路島で開かれることが発表。もちろん関東や東海エリアのオーナーの参加も大歓迎ということなので、308オーナーの方は今から11月初旬のスケジュールを空けておいてはいかがだろうか。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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