ポルシェ・マカンのディテールが明らかに

公開 : 2012.04.14 12:18  更新 : 2017.06.01 00:55

ポルシェは来年10月に英国のショールームにマカンが並べられる時に、370bhpのターボ・エンジンを搭載したトップ・モデルを用意する予定でいる。BMW X3とレンジローバー・イヴォークのようなライバルにはハイパフォーマンス・バージョンは用意されていないが、ポルシェはマカン・ターボが、クラス最速を誇るダイナミックなモデルとして、ニッチなマーケットを切り開くものと考えているようだ。そう、カイエンが成し遂げたのと同じように。

トップ・レンジのマカンには、ポルシェ初のV6ツイン・ターボ・エンジンが搭載されるが、それはまたトップ・シークレットとなっていた。そして、その詳細はここで初めて明かされることになる。

ワイザッハのポルシェR&Dセンターで開発されるそのエンジンは、90度V6で3.0リッターの排気量を持ち、ツイン・ターボで武装される。ピーク・パワーは370bhp、ピーク・トルクは55.3kg-mと予想される。ボルグ・ワーナー製のシーケンシャル・ツイン・ターボと空冷式のインタークーラーを備え、ノーマル・アスピレーションよりも低いコンプレッション・レシオを持つ。それはノン・ターボの3.6リッター・エンジンに対して80bhp、14.7kg-mほど大きい値を得ているようだ。

マカンはフォルクスワーゲン・グループのMLBとして知られているFWDまたは4WDのプラットフォームが用いられる。その結果、新しいV6は縦方向に搭載され、アウディの技術を活かしつつもポルシェ専用にチューニングされたトルセン・トルク・センシング・ディファレンシャルを通して4つの車輪を駆動する。リア・アクスルには、ターン・インとコーナリング・グリップを上げるための電子制御によるトルク・ベクターリングが取り付けられる。トランスミッションは、最新の911にも用いられた7速マニュアルが標準で、オプションとしてこれも最新の911と同じデュアル・クラッチのPDKオートマティックが組み合わせられる。

この新しいパワー・トレインは、既に目立たないようにアウディQ5とポルシェ・カイエンに搭載され、集中的なテストを受けている。ポルシェのエンジニアは、双子車となるアウディQ5よりもスポーティなキャラクターをマカンに与えるために日夜努力を重ねているようだ。機械的な構成要素のフロント・ストラットとリアのマルチリンク・サスペンションはQ5と共有するが、プッシュ、スプリング、ダンパーのレートはQ5とは異なる弾性運動をもたらしている。

電子制御のステアリング・システムにも同様のことが言える。機械的には同じ構成ではあるものの、ポルシェの経験により異なる味わいを持つチューニングが施されているのだ。

ポルシェの開発責任者であるウルフガング・ハッツは「我々自身自身が驚くほどに、それは信じられないほどのドライビング・パフォーマンスで、数多くのライバル達の中にあっても、クラスで最高のスポーツカーと言える。」とコメントしている。

同時に、ポルシェの情報筋が言うように、このジュニアSUVは十分なグラウンド・クリアランスを持ち、オフロード走破性も十二分な性能を持つという。

2月に好評された公式スケッチからもわかるとおり、マカンはカイエンに似た5ドア・ボディを持つ。それは、ボクスター/ケイマン、911、カイエン、パナメーラに次ぐ5つめのメインストリームとなる。

ポルシェのCEO、マティアス・ミュラーの計画によれば、このマカンの追加によってポルシェのセールスは年間200,000台を超える予定で、マカンはカイエンやパナメーラと並んでライプツィヒの工場で生産が行われる予定だ。

全長4600mm、全幅1890mm、そして全高1650mmのマカンは、カイエンより幾分小さい。それは210mm短く、50mm狭く、そして40mm低い値だ。

キャビンはカイエンに似たモダンな作りで、トレードマークともなっているダッシュボード・マウントのスターターを備える。シートは5人乗りで、荷室スペースはBMW X3やアウディQ5よりも僅かに小さい520リッターとなる。

新しいツインターボ3.0リッターV6ガソリン・エンジンと共に、マカンにはもう一つのエンジンが搭載される予定だ。1995年に4気筒エンジンを搭載する968が生産終了して以来、久々の4気筒ポルシェになると予想される。まだ公式に発表されたわけではないが、Q5に搭載される2.0リッター・ターボ・ガソリン・エンジンが積まれることを関係筋は認めている。おそらくボリューム・セラーになる4気筒モデルは、220bhpのパワーを発揮する。この4気筒モデルは、0-100km/hが7.5秒、最高速度230km/hと十分な性能を持つ。

しかし、マカンのための4気筒エンジンはそれだけではない。テストにおいて15.9km/lの燃費をマークしたといわれる190bpの2.0リッター・ターボ・ディーゼルもプランの中に含まれている。このディーゼル・モデルは最も経済的なポルシェになるであろう。

他のポルシェ同様、マカンはスタート・ストップ・システム、制動時エネルギー回収機能が付けられ、ハイ・エンド・モデルには惰力走行時や減速時にクラッチを切ってエンジン回転を落とすシステムも採り入れらえている。

また、カイエンに積まれている295bhpを発するノーマル・アスピレーションの3.6リッターV6は、マカン・ターボの下のグレード、マカンSに搭載され、パナメーラに積まれている250bhpの3.0リッターV6ターボ・ディーゼルは、マカン・ディーゼルSに搭載される。

更に北米市場での売上を上げるために、アウディQ5ハイブリッドに使われたガソリン/モーターのハイブリッドもプランの中にはあるようだ。それは208bhpのターボ付きの2リッター4気筒エンジンと54bhpのモーターを組み合わせたものだ。

その他、可能性があるのはアウディA6に積まれる309bhpの3.0リッターV6ツイン・ターボ・ディーゼルだが、この獲得のためにポルシェはアウディと交渉を始めたところだ。このエンジンは、9月にはアウディQ5に搭載される予定だ。パナメーラとカイエンに搭載されることにはアウディはサインしたと伝えられるが、マカンに与えることに難色を示しているという。

関連テーマ

人気テーマ

 

人気記事