【コンパクト・スポーツ3台の1番を選ぶ】M2 CS x 718ケイマンGTS x A110 S 後編

2020.09.13

サマリー

F87型M2の最終形となる、BMW M2 CS。高い評価を得ている、ポルシェ718ケイマンGTSやアルピーヌA110 Sと並んだとき、一般道で最も楽しいスポーツカーはどれなのでしょう。英国編集部が評価しました。

もくじ

素晴らしいハンドリングとエンジン
3台で一番大きくたくましいM2 CS
場所を問わず扱いやすく、充足感が高い
3台のスペック

素晴らしいハンドリングとエンジン

text:Matt Saunders(マット・ソーンダース)
photo:Olgun Kordal(オルガン・コーダル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
ポルシェのコーナリングは、カヌーのパドリングに似ている、と同僚が話すことがある。ボディのロール軸は、ちょうどドライバーの胸の位置。アルピーヌA110 Sの場合、数センチ上にある。

乗り心地はしなやかで、目的地までの運転は極めて楽しい。信じられないほど、操舵感は調和が取れている。ステアリングホイールを操る反応は、シャシーの回頭速度と、ボディロールのレートと、完全に同調している。

アルピーヌA110 S(英国仕様)
アルピーヌA110 S(英国仕様)

素晴らしいハンドリングの持ち主だ。そして718ケイマンはフラット6という、素晴らしいエンジンを再び搭載した。このパッケージングは、一般道で強く光る。

A110の動的な魅力は、穏やかに動き、挙動のつかみやすいリア・サスペンションの設定にある。コーナリングに調整しろを与え、操縦性の懐は深い。控えめなスペックだけでなく、実際の走りでも感動が得られる。

標準のA110の場合、英国の郊外の道にピッタリフィットする、衝撃の吸収性と姿勢制御との絶妙なバランスを獲得していた。だが、A110 Sでは硬められ、乗り心地は落ち着きを失っているようだ。

2台をじっくり味わってから、モンスターのBMW M2 CSへと乗り換える。サスペンションと、新しいブレーキ、ホイールを獲得したF87型最終進化形のM2。この変更内容で、大きく動的性能の性格が変わるクルマも珍しい。

 
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