【令和3年度まで延長】サポカー補助金 “後付け”のペダル踏み間違い・急発進抑制装置も期間延長

公開 : 2020.12.17 11:16  更新 : 2021.03.05 21:31

サポカー補助金の制度に、新たな動きが。衝突被害軽減ブレーキ装着車、後付けの踏み間違い抑制装置などの購入サポートが、令和3年度まで延長されることになりました。

サポカー補助金とは

衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術で安全なドライブを支援する「セーフティ・サポートカー」の名は、サポカーの愛称で定着してきた。

こうした安全運転サポート車の車両(新車・中古)の購入、後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の導入を、費用面でサポートするのが「サポカー補助金」。

高齢者の安全運転をサポートする機器のなかでも、“後付け”のペダル踏み間違い・急発進抑制装置は、すでに持っているクルマにも搭載できるのがメリット。
高齢者の安全運転をサポートする機器のなかでも、“後付け”のペダル踏み間違い・急発進抑制装置は、すでに持っているクルマにも搭載できるのがメリット。

そして今回、国土交通省・経済産業省によるサポカー補助金の予算が、令和3年度まで繰り越されることが決定した。当初は令和2年度(2021年3月末)で打ち切られる予定だった。

アクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走事故は、近年社会問題となっているが、これを抑制する“後付け”の安全運転支援装置を、トヨタなどの自動車メーカーやアフターパーツメーカーが販売している。

アクセル見守り隊、ペダルの見張り番IIも

一例を挙げると、データシステム社が製造・販売する後付け急発進抑制装置「アクセル見守り隊」「ペダルの見張り番II(オートバックス専売)」は、停車中または徐行中(時速10km/h以下での前進・後退)に、誤操作でアクセルペダルを強く踏み込んでしまっても、アクセル信号をコントロールして不用意な急発進を抑制する。

これにより、クリープ状態でゆっくり走行する形になり、その間にブレーキを踏んだり車止めで停止することで暴走を回避することが期待される。

“後付け”のペダル踏み間違い・急発進抑制装置に力を入れているアフターパーツメーカー「データシステム」の商品例。
“後付け”のペダル踏み間違い・急発進抑制装置に力を入れているアフターパーツメーカー「データシステム」の商品例。

今回のサポカー補助金の延長によって、「アクセル見守り隊」「ペダルの見張り番II」の装着を行う場合には、2万円までの補助が引き続き受けられることとなった。

ただ、当初計上された予算額を消化することが明らかになった場合は、年度の途中でも事前にアナウンスがあったうえで申請の受付終了となるので覚えておこう。

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