【カローラや3のライバル】ヒュンダイi30 48Vハイブリッドへ試乗 実用的でストレスフリー

公開 : 2020.12.17 10:25  更新 : 2021.03.05 21:37

海外ではトヨタ・カローラやマツダ3などのライバルとなる、ヒュンダイi30。ファミリー・ハッチバックとして、安定の実力を備えています。フェイスリフトを受け、電圧48VのマイルドHVを獲得した最新版を、英国編集部が評価しました。

もくじ

実用的でストレスフリーな選択肢
効果的にトルクを加算する48VのISG
もの足りないハンドリングの感覚的な充足感
プラスαならVWゴルフやマツダ3
ヒュンダイi30 1.0T-GDi 120 プレミアム 48Vハイブリッド(英国仕様)のスペック

実用的でストレスフリーな選択肢

text:James Disdale(ジェームス・ディスデイル)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
実用的でストレスフリーな選択肢として、ヒュンダイi30は欧州のファミリー・ハッチバック界で一定の支持を集めている。しかし、デザイン的な華やかさやドライビングの喜びには欠けていた。

モデルライフ中期のフェイスリフトとして、見た目をリフレッシュし、マイルド・ハイブリッドを獲得。技術的なアップデートも図ることで、イメージの改善を狙ってきた。

ヒュンダイi30 1.0T-GDi 120 プレミアム 48Vハイブリッド(英国仕様)
ヒュンダイi30 1.0T-GDi 120 プレミアム 48Vハイブリッド(英国仕様)

特に注目となるのが、電気モーターの役割が強められたエンジン。売れ筋になると思われるのが、119psを発生する1.0L 3気筒ガソリンターボだ。160psを発揮する、新しい1.5Lガソリンも選べる。

どちらのエンジンにも、電圧48Vのスターター・ジェネレーター(ISG)を搭載。6速MTが組み合わされる。

このトランスミッションは、ヒュンダイがインテリジェント・マニュアルと呼ぶもの。従来の油圧クラッチではなく、バイワイヤによる電子制御システムを採用。惰性走行時などでアクセルを戻すと、エンジンとMTを自動的に切り離し、燃費向上へつなげる。

ボディ回りでわかりやすい違いは、新しいV字型のデイライトを備えたLEDヘッドライト。かなり特徴的な目つきだと思う。テールライトにも、そのグラフィックが反復している。空力特性を高めたというリアバンパーは、従来よりシャープになった。

効果的にトルクを加算する48VのISG

インテリアは、フェイスリフト前と大きな違いはない。メーターパネルにはアナログメーターが残り、その間に大きな液晶モニターが据えられる。エアコンの送風口は、新しい造形になった。

ダッシュボード中央には、12.3インチのインチインフォテインメント用タッチモニター。アップル・カープレイと、アンドロイド・オートに対応する。5年間無料で利用できる、ネットワークサービスも付く。

ヒュンダイi30 1.0T-GDi 120 プレミアム 48Vハイブリッド(英国仕様)
ヒュンダイi30 1.0T-GDi 120 プレミアム 48Vハイブリッド(英国仕様)

運転支援システムも見直された。車線維持支援システムなどのほかに、信号待ちで前方の車両が進んだことを教えてくれる機能も付いている。

マイナーチェンジの内容として、範囲は小さい。今までどおり、実用性重視のハッチバックらしく、日常的な運転を安楽にこなせる。そのかわりチャレンジングな道で、ドライバーを思わず笑顔にしてしまうことはないだろう。

マイルド・ハイブリッドの効果は大きい。今回試乗した1.0Lでも、16psのISGが低速域からトルクを加算。998ccとは思えない力強さを体感させてくれる。活発といっていい。

1500rpmから17.5kg-mの最大トルクを生み出し、交通の流れに苦もなくついていける。7000rpmのレッドゾーンまで回す場面はほとんどないはず。高速道路では、ロングギアな6速に入れたままでも、充分な加速を引き出せる。

3気筒らしいリズムカルなノイズも、少し伴う。大きいフライホイールの効果もあるはずだが、エンジンは滑らかに吹け上がる。勾配の変化などによる速度変化も、穏やかだ。

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