レクサスRC-Fクーペ

公開 : 2014.01.15 22:00  更新 : 2017.06.01 02:14

デトロイト・モーターショーでレクサスRC-Fがベールを脱いだ。450bhp以上を発揮するエンジンを搭載し、BMW M4と真っ向勝負するライバルとなるモデルである。

矢口幸彦チーフ・エンジニアによれば、新しい5.0ℓのV8ユニットは、BMWのツイン・ターボ・ストレート6の425bhpを上回るものだという。しかし、現時点では、トルクや燃費など他の数値は発表されていない。

「われわれの分析ではノーマル・アスピレーションのV8がベスト・パフォーマンスを届けることができると確信した。また、他のパワー・ユニットは考慮しなかった。」と矢口は語っている。

「スムーズで且つサーキットで大きなパワーを発生するエンジンが欲しかった。もちろん、ハイブリッドも考えたが、サーキットにおいては最適といえなかった。」とも。

レクサスLFAは2012年に生産を終えたが、矢口は未だにLFAがFプロジェクトに大きく影響しているといい、RCクーペのサスペンション、パワートレイン、シャシー、スタイリングなどのセッティングにその手法が取り入れられているという。

「例えば、エアロダイナミクスもそうだし、エンジン音もLFAのサウンドを再現使用としている。また、オプションのカーボンファイバー製のボンネットとルーフは、LFAのカーボンファイバーを作成したのと同じ会社によって造られる。」と語った。

しかし、その一方でLFAとことなりRC-Fは「誰でもが速いドライビングが楽しめるクルマ」に仕上がっているという。

スタリング的には19インチの10スポーク・ホイールを収めるために張り出したフロント・フェンダーや、冷却ダクトが設けられたフロント・バンパー、大きなリア・ウイング、台形の4本出しエグゾーストなどが特徴。

インテリアでは、4つのドライビング・モードが選べるセンタ・ダイヤルが専用装備となる。現時点ではどんな駆動モードがあるのかは明らかにされていないが、矢口はサーキット・モードがあることを認めている。

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