サーブ、日中の複合企業が買収か?

公開 : 2012.05.25 10:13  更新 : 2017.06.01 00:55

伝えられるところでは、前ボルボ・トラックのヘッド、カール・アーリング・トロゲンを含む電気自動車コンソーシアム会社が、破綻したスウェーデンの自動車メーカー、サーブを買収するかもしれない。

サーブの買収についてスパイカー・カーズのビクトル・ミュラーと会談をした中国の自動車会社、ヤングマンはすでにこの一件から手を引いているようだ。

その電気自動車コンソーシアムは、ナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデンという名前以外、現在のところ詳細は解ってはいない。しかも、その会社は今週の月曜日にスウェーデンで法人登録をしたばかりなのだ。

その会社は日本と中国のコンソーシアムの支援を受け、所有する500株のうち、245株がサン・インベストメントという投資会社が持ち、残りの255株をイエテボリに本拠を構える法律事務所、ACグルッペンの社長、ミカエル・クブが持っているという。

「サン・インベストメントの背後には匿名の投資会社があることは明らかだ。しかし、それが誰であるかはわかっていない。」とサーブのホームタウン、トロッルヘッタンの地方紙、TTELAのジャーナリスト、ヴァルデマール・ロノースは語った。

「それが中国か日本のコングロマリットであるかもわかっていない。彼らがどんなリソースを持っているのかも、電気自動車を生産したいのかどうかも、そして何よりも彼らの意図がどこにあるのかも不明だ。」とロノース。

「われわれは厳しい状況にいることは確かだが、その販売プロセスについてはコメントしようがない」とサーブの管財人、ハンス・ベルグヴィストはスウェーデンのTT通信社に語っている。

サーブの前オーナーでもあるGMは、キー・テクノロジーのライセンスを含めて、いかなる相手とも交渉していないと語っている。サーブの1,000人も元従業員は、工場が閉鎖された時点で既に新しい仕事を見つけているという。

関連テーマ

おすすめ記事