ロータス「タイプ133」 ポルシェ・タイカンに対抗する新型EVセダン 2023年発売予定

公開 : 2022.04.18 18:25

ロータスが開発を進めている新型「タイプ133」は、動力性能を重視したEVセダンで、中国で製造予定です。

最高出力600ps? 性能重視のEVセダン

ロータスは、新型EVセダン「タイプ133」を2023年に発売すべく準備を進めている。新型SUVのエレトレに続く、2番目の中国製EVである。

タイプ133は、ロータスの慣例に従い、市販モデルでは「E」で始まる名前を持つことになる。ライバルとして見据えるのはポルシェタイカンで、同社の幹部は、位置づけこそ異なるものの、エレトレ開発中にもベンチマークとして影響を受けたと認めている。

ロータス「タイプ133」の予想レンダリング
ロータス「タイプ133」の予想レンダリング    AUTOCAR

ロータスの車両属性担当ディレクター、ギャバン・カーショウは、エレトレの動力特性について「プラットフォームのベンチマーク」であり、それをタイプ133に展開することを視野に入れていたと語った。

カーショウによると、使用するプラットフォームはジーリーが開発したものの中でも動力性能に重点を置いたものであるという。タイプ133は「ライフスタイル」的な位置づけを持つEVであるが、ドライバビリティを犠牲にするものではないとされている。

タイプ133の詳細はまだ明らかにされていないが、エレトレと同じ最高出力600psのツインモーター・ドライブトレインを使用すれば、ポルシェ・タイカンGTSに対抗しうるセダンとなる。

ロータスのマネージング・ディレクターであるマット・ウィンドルは、600psという出力は「スタート地点であり、もっと増えるだろう」と述べている。

タイプ133のデザインは、ロータス社内での正式承認の段階に近づいていると見られるが、単にエレトレを低くしたような形にはならないだろう。エレトレからヒントを得つつも、空力効率へのこだわりを感じさせる、個性的なデザインを採用することが予想される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事